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日常の中の奇跡にありがとう

12月28日(日)
朝、目が覚める。

小鳥の歌声が聞こえてくる。
ぴぴぴ ぴーぴぴ

可愛いなぁ。本当に可愛い。
うっとり耳を傾ける。

ベッドの中で しばらく ごろごろして
うーんと伸びをする。
ごろん。湯たんぽが落っこちた。

夜、お湯を しゅんしゅん沸かして
こぽこぽこぽ と小さな湯たんぽに入れる。

お花の模様が可愛い たまご色の袋に入れる。
湯たんぽの洋服のように すっぽり入る。

それを ぎゅっと抱きしめると
あたたかくて うっとりする。

おふとんの中に入れておく。

眠りにつくとき
冷えた足先が湯たんぽに触れた瞬間
幸せにとろける。

むくりと起きあがる。

拾いあげた湯たんぽは
まだほんのり温かかった。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。

ぽかぽか暖かくてきもちがいい。
のどかだな。
しばらく のどかさを楽しむ。

イルミネーションを外すことにする。
電源コードとソーラーパネルと電池式がある。

ソケットが固くて抜けない。
しばらくがんばるが びくともしない。
くっついているのかと思うほど固い。

ごはんさんに抜いてもらおう。

脚立に乗って少しずつ外してゆく。

きのこ型のイルミネーションだけ
置いておくことにする。

姫りんごの木やレンギョウの木、
イルミネーションたちに
「ありがとう」を言う。
たっぷり楽しませてもらったなぁ。

ここにある たくさんのイルミネーションは
ぜんぶ ごはんさんのものだ。

みんなを楽しませてくれて
ごはんさんに感謝のきもちでいっぱいだ。

もみくちゃにならないように
慎重に廊下に並べてゆく。

ぽかぽか陽が射しこむ廊下で
イルミネーションたちが
ひなたぼっこをしているみたい。
可愛い〜。

椎茸の原木に水をかける。
シャワーに小さな虹が架かった。

日常の中の奇跡。大好き。
とてもきれいで うっとり眺める。

バナナさんがやってきた。

「みるちゃん!こことここに椎茸なっとうよ。
 もうちぎれるよ。」
と、バナナさん。

「おいしかろうね〜。」
と言って、バナナさんが じっと見ている。

「その大きなの、もいでいいよ。」
と、私。

もぎっ

ハート型の椎茸だった。
可愛い。

「それ、どうぞ食べて。」
と言うと、とても喜んでくれた。

ハート型が可愛いね。と、話す。

ウーちゃんとルーちゃんに、
メダカちゃんたちに、
「おはよ」と あいさつをする。

修一郎の食事を お弁当仕立てにして
ふたつ作っておく。

編集のSさんとやり取りをする。

作画をしようと思っていたが
外が ぽかぽか あまりにも
きもちがいいので庭仕事をする。

庭仕事日和。

バナナさんがやってきて
立派な大根をくれた。

ぽかぽか ぽかぽか

きもちがよくて楽しくなる。
クローバー畑を うろうろ歩いて
そのままお散歩へ行く。

年末だからお墓参りに来ている人が
あちこちにいる。

管理人の Aさんがスクーターに乗って
巡回をしていた。

ちょっとおしゃべり。

「よいお年を。」
と言って、ぶーっと走っていった後ろ姿に
おんがっぴーのナンバープレートが輝いていた。

おんがっぴー、がんばっているなぁ。

今日は てっぺんまで上らず てくてく戻る。
ごはんさんが帰ってきていた。

固くて抜けなかったイルミネーションの
電源コードを抜いてもらう。

そのあと、道路側に置いてもらった
大きな原木椎茸を裏庭に運んでもらう。

ばっちり。

残りふたつの小さな椎茸を見る。
ひとつは傘が少し欠けていた。

「かじった?」
と、ごはんさん。

ぶんぶんぶんと首を横に振る。

ごはんさんが荷物を運ぶときに活用している
車のマフラーを交換しはじめた。
先日 ぽろりと取れてしまったのだ。

パジャマさんが通りかかった。

「車の修理までするんですね〜。」
と、びっくりしている。

「なんでも出来るんです。」
と、得意そうに言う私。
出来るのは私じゃないけど。

「シエンタのバックドアも
 交換してくれたんですよ。」
と、自慢する私。

ごはんさんは奥ゆかしいので
まったく自慢しないのだ。

一台の車が止まった。
T兄さんだ。

T兄さんが大きな晩白柚を ふたつと
柿が入った袋を手渡してくれた。

顔くらいある大きな晩白柚を
去年もいただいた。
ものすごくおいしかった。

さわやかな甘さの うっとりする香り。

「こもれびの森で拾った銀杏です。」
と言って、銀杏大好きな T兄さんに手渡す。

とても喜んでくれた。

「よいお年を!」

T兄さんが帰り、ごはんさんと
久しぶりに くるくる寿司へ しゅっぱーつ!

ごはんさんの大好きな あら汁があった。

私はいつもの玉子のお寿司とポテト。
今日ふと思った。
ちびっこメニューみたい。

「おいしいね〜。」
「おいし〜い。」
「幸せ。」
「幸せだね〜。」

と言いながら もぐもぐ食べる。

心もおなかも満たされて
「ごちそうさまでした!」

いつものお店に寄って帰路に着く。

「170000kmになったよ。」
と、ごはんさん。

「え!」
メーターを見る。
走行距離170000kmだ。

写真を撮ろうと慌てて もたもたする。

ぱちり

170001kmになった。

1歩踏み出した感じがいい。

シエンタがんばっているなぁ。

帰り着き車から降りる。

「星、すごくきれいだよ!」
と、ごはんさんが言った。

夜空を見上げる。

きらきら ぴかぴか 星たちが輝いていた。
息をのむ美しさだった。

オリオン座もカシオペア座も
透明な輝きを放っている。

胸が ふるふる ふるえた。

玄関の戸を開ける前に
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

これからホットミルクを飲んで
今日は早く眠りにつこう。
わくわく

今日もいい一日だった。

170000と1歩♪

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