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美しいこともいっぱいあるなぁ

8月12日(水)
朝、ぱちりと目が覚める。

ごろんと横になったまま深呼吸する。
きもちいいなぁ。

むくりと起きあがる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。

青い空にシュークリームみたいな雲が
ぷかぷか浮かんでいる。
おいしそう〜。

暑さと日照りで
クローバーがほとんど枯れてしまった。

また秋になったら種を蒔こう。

ウーちゃんとルーちゃんに、
メダカちゃんたちに、ご飯をあげる。

お弁当を作る。

ごはんさんといっしょに
バナナさんのお家へ行く。

今年は きゅうりさんの初盆だ。
明日は伺えるかどうか分からないので
今日お参りに行くことにした。

奥の和室に通される。

きれいな段飾りに
素敵なお花がたっぷり飾られていた。

お花の真ん中に写真が飾られている。
お花が大好きだった きゅうりさん。
朗らかな笑顔で こちらを見ていた。

きゅうりさんとの思い出が蘇り
じーんとする。

ごはんさんと用事で出かける。

水筒に氷を からん と入れて
お水をたっぷり注ぐ。

保冷バッグに おかわりの飲み物を入れて
しゅっぱーつ

山が もこもこしている。
この辺りから見る山は
いつも元気いっぱいだなぁ。

ここ最近いろいろなことが押し寄せてきて
ごはんさんと私は てんてこまいだ。

うれしくなったり悲しくなったり
小さな小船でいっしょうけんめい
大海原を航海しているみたい。

地図も磁石も持っていないけれど
波に揺られていったいどこに
辿り着くのだろう。

どこに辿り着くか分からないけれど
辿り着いたときには
「大冒険だったね!」
と笑いあえるといいな。と思う。

目的地に到着。
Iさんもやってきた。
いろいろ用事をする。

もう1件用事を済ませて
こもれびの森へ行く。

車の中でも電話のやりとり。

今後二度と使わないであろう知識が
どんどん増えてゆく。

きゃー。
アタマの中が ぎゅうぎゅうに
あんこが詰まった あんぱんみたい。

家に帰り着くと ごはんさんも私も
へとへとだった。

「おつかれさま〜」
 と、何度もねぎらいあう。

今日はもう何も考えないようにしよう。

クローバー畑にいると
バナナさんが通りかかった。

「みるちゃん、おかえり!
 玄関の中に本置いとるよ
 すっごくおもしろいから読んでみてん」
と、バナナさんが言った。

「ありがとう〜」
と言って玄関の戸を開ける。

文庫本が3冊と首に巻く
ひえひえタオルが置いてあった。

おなかが ぐうぐう鳴っている。
おなかが空いて声が ちっちゃくなる。

ごはんさんが
「え?」
「ん?」
「なんて?」
と聞き返している。

ごはんさんがあれこれ話していても

「うん」「うん」
としか答えられない。

「なんか食べに行こうか?」
と、ごはんさんが言った。

くるくる寿司に行くことにした。

心が ぴょんぴょん跳ねている。
今日はとてもお寿司のきぶんだった。

わいわい話しながら
くるくる寿司に到着。

卵と、アスパラ、コーン、ナスの
天ぷらが乗ったお寿司を注文する。

ぱくっ
もぐもぐ
おいしい〜

あつあつの天ぷらと酢飯が
とてもよくあうなぁ。

ごはんさんが大好きな
アラのお味噌汁もあった。

数に限りがあるので
このお味噌汁があるとうれしくなる。

「おいしいね」
「幸せだね」

と、何度も言いながら夢中でほおばる。

食べたいなぁと思っていたものを食べると
とびきりおいしく感じる。

今日は4皿も食べた。
おなかがいっぱいになった。
ごろんと転がりたい。

心もおなかも満たされて
「ごちそうさまでした!」
と、手を合わせる。

いつものお店に寄ってお買い物をする。

おいしいミルクがカゴの中で揺れている。

うれしいなぁ。
楽しみだなぁ。
わくわく。

帰り道も ずっとねぎらいあっていた。
ねぎらいあえて本当によかったなぁと
しみじみ思った。

家に帰り着く。

綿菓子を すーっと
うすくちぎったような雲の合間に
きらりきらりと星が煌めいていた。
きれいだなぁ。

ガーデンライトも
ふわりと優しく灯っている。
ほっとするなぁ。

世界には悲しいことも
いっぱいあるけれど
美しいことも
いっぱいあるなぁと思う。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

今夜はアラームをセットしないで
眠りにつこう。楽しみだな。

今日もいい一日だった。


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