mimamoの進化!“対話を担う大人”を増やす対話講座がスタートします!
こんにちは!
mimamo(ミマモ)代表のしーまです。
2024年の初めに手探りながらにスタートしたmimamo。
今後は、継続だけではなく仕組みを整えながら、同じ想いの方を集め、拡大するフェーズに入っていきたいと考えています。
今回は、そのために6月に始まるmimamoの対話講座についてお話ししたいと思います。
▼mimamoの対話講座についてはこちら
▼mimamoのスタート1年間をまとめた記事はこちら
継続しながら拡大していくmimamo
mimamoは、「社会課題をビジネスの視点から持続的に解決する」ことを目指して活動しています。
この想いの原点には、代表・しーまが学生時代に経験した無償ボランティアの活動があります。
その中で、貧困状態にある人々を支援する現場に立ち会いながら、支援する側の人たち自身が経済的に困窮し、疲弊していく姿を目の当たりにしました。
助けようとしている人が、自分自身を犠牲にしてまで活動を続ける。
そして、いつしか支援する側が支援される側になってしまう。
そのような状況を見て、「この構造には、何か根本的な問題があるのではないか」と感じるようになりました。
もちろん、今ある福祉制度や支援の取り組みは、多くの方々の努力によって支えられており、大切な役割を果たしています。
私たちも、その意義を十分に理解し、尊重しています。
そのうえで、現状の仕組みだけでは届ききらない部分や、持続性に課題を感じる部分を、民間のアプローチで補っていけないかと考えました。

例えば、善意のボランティアや行政の都合に大きく左右される今の支援の在り方では、継続が難しいこともあります。
善意が途切れた瞬間に止まってしまう支援ではなく、長く続けていける「仕組み」として支援を成り立たせたい。
そのためには、民間の“事業”として社会課題に取り組む必要を感じました。
そう考え、しーまは新卒でコンサルティング会社に就職。
経営の視点やビジネスの仕組みを学びながら、mimamoを立ち上げました。
自分を犠牲にせず持続的に、誰かを助け続けられる仕組みを、社会のなかに。
それが、mimamoの原点であり、これからも私たちが目指していく方向です。
『対話を担う大人』を増やすための支援者育成の場づくりに向けて
現在、mimamoの軸のひとつである、小学4年生から高校生に向けた一対一の対話の時間は、殆どしーま1人で担っているため、受け入れられる人数には限りがあります。
この状況を解決するために、同じように対話ができる方に加わってもらうという方法もありますが、それでは一時的な対応に留まってしまいます。
そこで、私たちは「求人」ではなく、「対話講座の開講」という形を選びました。
『対話ができる大人』を育て、増やしていく仕組みをつくることで、持続可能なサポート体制を目指していきます。

対話講座の目的
今回、その取り組みの一環として、新たに対話講座をスタートさせることになりました。
ここでは、その背景、込めた想いを、少しだけお伝えさせてください。
今回の講座には、大きく二つの目的があります。
1.面談ができる大人を増やし、仲間を広げていくこと
子どもたちが悩んだとき、寄り添いながら対話できる大人が身近にいれば、つまずきを軽減したり新たな一歩を踏み出すサポートにつながると考えています。
その役割を担う大人を増やしたいという思いが原点です。
2.今後の制度化へのステップ、支援者育成の場としての検証の必要性
本格的に対話講座を確立する前に、まずはトライアルを通じて必要な要素を検証し、より良い仕組みを整えていきたいと考えています。
無償の講座にしない理由
mimamoは、支援を持続可能な形で広げていくことを目指し、ビジネスとしての取り組みを行っています。
現在の福祉や教育の現場では、多くの活動が「無償の善意」によって支えられています。
そのような善意には、尊い価値がありますし、私たちも深く敬意を抱いています。
ただ一方で、運営側の負担が偏りすぎてしまうと、活動自体の継続が難しくなるリスクも抱えています。
また、行政からの補助金によって成り立っている取り組みの場合、補助が打ち切られた瞬間に活動が止まってしまうことも少なくありません。
私たちは、そうした仕組みの限界を補い、活動を安定して続けていけるためのもう一つの選択肢をつくりたいと考えています。
そのために、今回のmimamoの対話講座も「きちんとお金をいただく」形で実施することにしました。
福祉の領域の社会課題解決に対して、講座を収益の対象にするという考え方には、賛否があるかもしれません。

ですが、冒頭でもお伝えしたように、対価を受け取る仕組みがなければ、将来的に継続的な支援を行っていくことが難しいという課題意識があります。
初回はトライアルという位置づけのため、価格は抑えています。
ただ同時に、「あまりに安すぎると、せっかくの学びが軽く扱われてしまうのではないか」という懸念もあります。
人は、簡単に手に入るものを大切にすることが難しいものです。
価格というのは、提供する側の想いや専門性、かけてきた時間、そしてその価値を映すものでもあります。
今回の講座には、すでに高い専門性を持った講師や仲間たちが関わってくださっています。
私たちは、その方々へ適正な謝礼をお渡しし、安心して力を発揮していただける環境を整えたいと考えています。
そして何より、この対話講座は「真剣に子どもと向き合う大人を育てる学びの場」です。
だからこそ、その重みと責任をきちんと伝える意味でも、対価をいただくという姿勢を大切にしています。
福祉とビジネスのはざまで
私自身、これまでの人生で福祉制度やまわりの人たちの支えに助けられてきました。
その体験があるからこそ、現状の福祉自体を否定する気持ちはまったくありません。
むしろ、深い感謝とともに、大切な仕組みだと感じています。
ただ一方で、繰り返しになりますが「無償の善意だけに頼る」かたちでは、支援を安定して続けていくのが難しい現実もあると感じています。
そして、無償の善意で頑張る支援者が、時にバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥ってしまうことも少なくありません。
福祉の現場におけるバーンアウトとは
福祉の現場では、日々、人の心や生活に深く関わる支援が求められます。
その中で支援者は、「誰かの力になりたい」という強い想いを持ちながらも、感情的・身体的な負担を長く抱えることになります。
こうした状況が続くと、知らず知らずのうちに疲労が蓄積し、やがて無気力・自己効力感の低下・感情の枯渇といった状態に陥ることがあります。これが「バーンアウト(燃え尽き症候群)」と呼ばれるものです。
特に福祉や教育など、「人のため」に尽くす仕事では、自己犠牲の精神が強くなりやすく、バーンアウトが起きやすいと言われています。
そのため、支援者自身が無理なく、安心して働き続けられる仕組みづくりが重要です。
そのため、mimamoの講座では、支援者がバーンアウトしてしまわないように、自分自身の心を守る考え方やセルフケアの重要性についても丁寧に扱っています。
支援の現場では、どうしても「誰かのために頑張ること」が優先されがちです。
支援対象との関わり方や具体的な支援技術に焦点が当てられた講座は多くありますが、支援する人自身をケアする視点までしっかりと組み込んでいるのは、mimamoならではの特徴です。
さらに、この講座はすべてオンラインで受講できるかたちにしています。
それは、単なる利便性のためではありません。
社会に貢献したいという想いがあっても、
「時間が取れない」「何から始めていいかわからない」
「体調や生活環境のせいで、オフラインの活動に参加できない」
そんなふうに、気持ちはあるのに一歩を踏み出せない人たちがたくさんいます。

私自身も、かつてはその一人でした。
だからこそ、どこにいても、自分のペースで参加できる形にしたいと考えました。
オンラインという方法なら、仕事や体の事情、距離などの理由で、子ども食堂などの現場に出向くのが難しい人でも、支援の一歩を踏み出すことができます。
構造の改革と、支援者の支援。
その両方を整えるのが現在準備中のmiamamoの対話講座です。
mimamoでは、福祉とビジネス、そのどちらかではなく、両方の良さを活かしていけるような持続可能な支援のあり方を模索していきます。
自己成長が、支援の継続力になる仕組みづくり
この対話講座が「自己投資の意識を持つ大人が集まる場」であってこそ、真剣に子どもたちと向き合う力が育つと信じています。
せっかく生まれた「誰かを助けたい」という気持ちを、ボランティアに参加したことで一時的に満たして終わらせるのではなく、その先も学び続け、関わりを深めていける関係をつくっていきたいと考えています。
たとえ複数回参加していたとしても、仕事や授業の忙しさ、引越しや病気などで活動から離れてしまうことがあります。
だからこそ、ライフステージが変わっても、無理なくつながりを持ち続けられる仕組みを大切にしたいのです。
学びそのものも、一度きりで終わらせずに、受講後も学びと対話が続いていくようなつながりを、この場から育てていきたいと考えています。
一度講座を受けたら終わり、ではなく、いつでもmimamoとつながり続けられること。
それが、この、mimamoの対話講座の大きな特徴です。
ちゃんとフィードバックがあり、お互いに学び合える。
学び自体も、ゆるやかに続いていけるようなつながりを、ここから一緒につくっていきたいと思っています。
一方で、生活自体が逼迫している学生の方や、多子、ひとり親家庭など、支援が必要な場合には、減免制度など柔軟な対応を考えていきます。
そこは引き続き、「支援が必要な人に必要なサポートが届くように」という姿勢を貫きたいと思います。
今後に向けて
もし今回設定した価格で参加者が集まらなかった場合は、その原因や背景を丁寧に振り返りながら、必要に応じて価格や仕組みを見直していくつもりです。
試行錯誤を重ねながらも「持続的に子どもを支援できる構造を社会に広げていきたい」という想いは、これからも変わることはありません。
mimamo対話講座を通じて、「子どもと対話できる大人」が少しずつ増えていき、その輪が広がっていくことを願っています。
これからもプロセスや成果を丁寧に共有しながら、みなさんと一緒により良いかたちを模索していけたらと思っています。
mimamoだからこそ実現できる対話講座を、仲間のみなさんとともに育てていけることを、心から楽しみにしています。
今後のmimamoの歩みも、あたたかく見守り、応援していただけたら嬉しいです。
