目に留まるものは、いつも少しだけずれている
〜日常の地続きとして旅をする〜
「観光地」を探すのをやめたとき、
島のすべてが目的地になった。
壱岐の旅を書きました。
けれど、観光地の猿岩も、有名なパワースポットも、高級宿の話も、ほとんど出てきません。
あるのは、ふとした瞬間に足が止まってしまった場所ばかりです。
この旅で書きたかったのは、旅先で「生活を見る」という感覚。並ぶのは、納豆、チラシ、虫、スーパー。それから、温泉と酒。
どこにでもありそうで、ここにしかないもの。
島の「ふだん」と、それを受け取る側のまなざし。
そして不思議と、旅から戻ったあとの食卓や、何気ない会話が、どこか少しだけ違って見えてきた。
壱岐で過ごした時間は、日常を少しだけ深い解像度で味わうための指針として、いまも静かに残っています。
旅をしても、どこか物足りない人へ。
写真は増えるのに、生活は変わらないと感じている人へ。
「どこか遠くへ行きたい」ではなく、「いまの生活を、もう少し好きになりたい」と思う人へ。
そんなあなたに、届いたらうれしいです。
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