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🐾8 出光美術館

扇面が描かれた専用エレベーターがすーっと開き帝劇ビルの9階に
到着すればそこは出光美術館。

老朽化でビルが建て替えとなったため2024年末で長期休館に入って
います。次の開館まで間があるので書いておこうと思いました。

丸の内で親しまれ愛されてきた美術館。
館内は陰と陽がほぼ半々にあって明るさがありながらも日本的な展示が
可能になっています。茶室と陶片室の間はロビーになっていて無料の
飲み物をチョイスして皇居周辺のパノラマ景色をゆったりと眺められ、
開放感があるうえにおもてなしの心というか来館者への配慮が感じられて
こういうところも人気の秘密だろうと思えます。

ロビーからの景色が広すぎて一枚の画像に収まりません。

私が行ったのは「物、ものを呼ぶー判大納言絵巻から若冲へー」で、
若冲の人気と長期休館になるための見納め感もあったかもしれません、
賑わっていました。来館者も呼ばれているんですね、外国の方も比較的
多い印象です。

出光美術館は明治から昭和の時代を駆け抜けた偉大な実業家のひとり
出光佐三氏のコレクションを展示していて、昨年で開館から58年になった
のだそう。19歳で仙厓の作品を入手してからを収集の始まりとして70年
以上に及ぶコレクションには氏の精神がそのまま反映されています。
美術館のアイデンティティとなって今も生きている、それが色濃く感じ
られるのです。

HPから一部引用させていただくと  
<佐三は、晩年自らの人生を振り返って、「私の一生というものは、眼で美術を見て、心で人の美しさを見るというようなことで、いつも美というものにリードされてきたような気がする」と語っています。日本の美の伝統を愛し、その蒐集、保存、公開に情熱を注いだ佐三は、美術館開館後の半生をコレクションの充実と日本美術の普及という二つの目標に向け、数々の展覧会の開催や国内外の遺跡調査・発掘への支援を行うなど精力的に活動しました。>

海外での展覧会や調査研究、助成事業もあり国内だけにとどまらない
美術の普及活動もなされていました。

北九州市の出光美術館は通常通り開館しているとの公開情報ですし
閉館中は美術品もお休みしているというより海外を含めあちこち
遠征に出かけたりするのかもしれないですね。

工事は2030年までのよう。東京駅周辺美術館共通券の6施設すべて
揃うのを楽しみにしています。

しばしのお別れ。


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