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大分県湯坪温泉 小さなお宿 叶館

今回の連休は、前から気になっていた湯坪温泉の叶館へ宿泊しようと予約を取りました。ところが前日に宿から電話があり、
「源泉トラブルで温泉が出ない」とのこと。キャンセルか日程変更をされますか?と聞かれたものの、前日に泊まれる場所を探すのも難しいので、そのまま行くことにしました。
「近くに筋湯温泉がありますので、そこで温泉に入るのであれば、入ってこられてください。」とのことでした。
温泉は自然のものですからね。仕方ないです。

当日移動中にまた宿から電話があり、なんとか1か所はお湯が出るようになったので、お風呂に入ることができますよ。とのこと。
ホッと胸をなでおろしました。

ということで今回やってきたのは湯坪温泉というところです。
大分県九重町にある温泉です。公式なものは町のHPくらいですかね。

この地は、大岳地獄があり古くから自然の温泉が湧出していました。昭和50年代に地元農家が民宿を始め、現在約20軒の民宿があり「湯坪民宿村」と呼ばれています。採れたての新鮮野菜や山菜が豊富で、しかも安価な宿泊料金で温泉を楽しめます。

九重町HPより

これくらいしか説明がない(笑)
ほぼ民宿しかなく、しかもどこも格安な宿泊料。山登りをする人ならかなり使い勝手はいいと思いますが、通常ここに温泉目的で宿泊する人は少ないかもしれません。
でも、なんとなくこの宿は気になってここにきてしまいました。

玄関

来訪すると、女将さんが「お騒がせしました」とわびてこられましたが、この日は2組予約が入っていたそうですが、もう1組の方が日程変更したらしく、結果として私たちだけの宿泊に。なんと貸し切りになりました。なんだかこちらの方が申し訳なくなりました…。


部屋

部屋は1号室。2間続きの一番広いところを用意していただけました。

広い

畳は新しく、古さは感じますが、快適なお部屋です。

コタツ!

1回しまったそうですが、また冷えるとのことで、急遽引っ張り出してくれたそうです。ありがたい。
とにかくあるものがものすごく懐かしいものばかりで、本当におばあちゃんの家に来た感じです。

シンプルな調度品。ちなみに下のは椅子ではなく碁盤。
このヒーター ばあちゃん家にあった!
懐かしいハンガー これもうちにあったな…
宿泊ノートがありました。結構リピーターさんが多いようです。

窓のサッシも、むかーしの銀色のやつ、ロックをするところが丸いつまみのようになっているやつで、今これ見ないですよね。

こういうやつ

早速お茶を飲んで、ゴロゴロ。
あぁ~。これだけで来てよかった…。

共有スペース

ちょっと館内を探検してみます。

廊下

廊下はまっすぐ。部屋はすべて直接庭に出ることができる造りになっています。

簡単な炊事場

こののれん、存在していたんですね。懐かしい~。
木でできた、ジャラジャラ音がするやつです。

コンロ、流し、冷蔵庫、簡単なグラス類は一通りあります
コンロの横につるされていた「坊がつる賛歌」 印刷でなく、全部刺繍されていました!
飲み物は冷蔵庫から自由に出し、後から清算

洗面所のタイルの丸いやつ。うちの洗面所も昔同じタイルでした。
1つはお湯が使えるように改良されているものの、古いものを大切に使っていることがよくわかります。
奥のサッシのガラスの柄も地味に懐かしいんですよね。

洗面所

何よりも、この宿は庭がすばらしいんです。
今回は天気があいにくでしたが、このキレイに手入れされた庭がものすごく素敵でした。

部屋から見える庭

中心に大きなケヤキの木が2本植えられており、きれいに芝生が手入れされていました。ワンコやちびっこ連れてきたら喜びそう

向こうは絶景の山!あの山はなんというんだろうか…

天気がよければここでピクニックをしてもいいくらいの素敵な景色。
部屋から常にこの景色を見ることができます。

庭から部屋を見る
翌朝、少し太陽が出てきた
新緑のいい季節です

本当にいい環境です。常にうぐいすの鳴き声が聞こえていました。

温泉(内湯)

内湯は夜くらいから復帰しましたので、夕食後に入ることができました。

脱衣場
これも刺繍でした
分析表

湯坪は共同配湯なんですね。源泉85℃なので、基本はチョロチョロ入れながら冷めるのを待つというパターンで湯使いをしていました。
お風呂は半地下式。岩風呂なので一旦湯を抜いてしまうと、ずいぶんあったまるのに時間がかかりそうです。

脱衣場の上から
古い温泉でたまに見る扇形浴槽

単純泉なので、あまり目立った浴感はないのですが、
上がるとやはり温泉。しっかりとあったまっていますし、肌が真っ白になりました。やはり温泉の力は偉大ですね。

温泉(外湯小屋)

玄関から外に出たところに湯小屋が建てられています。
おそらくこれが一番新しい温泉なのではないかと思います。

湯小屋

さりげなく置かれているものが、とにかくオシャレ。

にゃんこ好きなのかな
一通りのアメニティはあります
タオルも常備されています。分析表は内湯と同じ
石造りの立派な浴槽
洗い場も完備

ここが源泉に一番近いんだろうと思います。湯は一番熱く、注がれている湯量も多かったです。

夕食

さて、お楽しみの夕食です。
夜は18時からで固定のようです。お願いすれば多少は変更可能だとは思うのですが、早めに準備ができたとのことで、10分くらい前にお呼びがかかりました。

夕食全景
食前酒(梅酒)
左上から 前菜/鴨肉・おこわ・しいたけとわらび
タケノコとしいたけの煮物・豊後牛・そば

これで十分と思ったら、思わぬ追加が!

山菜の天ぷら

今はおいしい時期ですから、熱いうちにどうぞ。とのこと。
さらに追加。

アユの塩焼き 付け合わせのセロリがおいしかった
クレソンが焼き物に入るの珍しいですよね
ごはんおいしかった

おなかいっぱい…。
食堂にいるにゃんこたちもかわいい。

オーケストラ
うんとこしょ。
どっこいしょ。

この日はさっさと寝てしまいました(笑)

朝食

夜はかなりの風雨でしたが、ぐっすり眠れました。
翌朝、5時に目が覚める(笑)ゆっくり風呂に入り、7:30から朝食。
この景色を見ながら、朝食を取ります。なんとも優雅。

いい景色。
朝食全景

みそ汁はしっかりと出汁がきいていますし、たまごはなかなかいいものを使っています。
豆腐の田楽にはふき味噌が塗られています。シンプルですが、ていねいに作られているのがわかります。
朝食後にコーヒーを入れているので、よろしければどうぞ。ということと、露天風呂の湯がたまったので、よければ入ってみてくださいとのこと。ありがたい!

食後のコーヒー

コーヒーカップに湯が入っていて、あっためられていたと、妻が感動していました。妻も昔旅館で働いていましたが、そこまではなかなかしない。と言っています。本当に細かい心配りが素敵でした。

温泉(露天)

せっかく勧められたのですから、入らないわけにはいきません。

露天入り口

庭のはしっこに、まさかの入り口
昨日は天気が悪かったので、全部濡れてしまっていますので、コンディションはよくありませんでしたが、せっかくなので入らせていただきます。
周りから結構見えるので、人気があると少し女性は入りにくいかも。
この日は貸し切りだったので、妻は心置きなく入ったそうです(笑)

露天風呂
入った感じ
湯口は空気に触れない形に
壁のコケの感じがなんともいえない
上は木々に覆われています

雨上がりで少しぬるめではありましたが、十分満足できました。
いい湯でした。

まとめ

ここまでいたれり尽くせりで、入湯税込みで10000円です。
すごく気に入りました。また来たい宿が1つ増えました。夏に来たらどんな庭なんだろう?秋は?冬も気になります。
ちなみにむかーしのHPのスタイルではありますが、日々の天気や気温などをこまめに更新されています。
いつまでも残ってほしい宿です。

■小さなお宿 叶館
住所:〒879-4912 大分県玖珠郡九重町湯坪924−6
電話:0973‐79‐2969
チェックイン 15:00~(夕食は18:00~)
チェックアウト ~10:00
客室  6畳2間続き(12畳) 1室
   8畳 2室
宿泊料金 大人9850円 入湯料150円
     子供(3歳~12歳) 7800円 (大人同等食の場合)
                                      5300円 (子供食の場合)


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