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九州温泉道 市比野温泉 割烹旅館みどり屋

今回の旅のメインの宿はここでした。
今まで近くを旅することが何回かあり、そのつど電話で入浴可能かを問い合わせたのですが、未だに入浴ができなかった宿です。
えーい!こうなったら泊まってしまえ!と8月の頭に電話をかけ予約を入れて宿泊してきました。
電話にはおかみさんが出られて、「料金はいくらくらいにされますか?」と聞かれたので、「いくらからできるのですか?」と聞くと7000円からという返答でした。それでは7000円でお願いします。とあっさり予約はできました。


エントランス

駐車場は宿の目の前にあります。
外観は現代風になっていますが、中に入ってびっくり。なかなかの年代物の作りです。これはすごいな。床はきれいに磨かれています。

エントランス

にゃんこがいます。1匹は黒、もう1匹はキジ柄でおなかが白でした。黒い方はかなり慣れていて、ゴロゴロしてきますが、キジの方が警戒心が強くて、チラッとしか見ませんでした。よく玄関横のところにいましたので、自由に出入りしているようです。寝床が出していますが、いつもあるわけではなく、翌朝には撤収されていました。昼間は暑いからここで涼んでいるのでしょうかね。行った時も黒いのが棒のように伸びて寝ていました(笑)

昔の建物なので、やはり階段は急で、ちょっと大変でした。

階段は急
ギシギシ音がします
奥の冷蔵庫に温泉水が冷やしていました
いつくらいのポスターなんだろ?
このあたりの焼酎と言えば田苑です。

部屋

角部屋でした。見晴らしは良いのですが、真夏でしたので、とにかく暑かった…。冬は寒そうです。これは仕方ないですね。

部屋
えもん掛け見たの 人吉の宿以来だな。

宿帳は部屋で書くパターン。
アメニティはすべてそろっており、廊下の冷蔵庫には温泉水がペットボトルに詰められ、たくさん冷やされていました。お好きに飲んでくださいとのことでした。

鏡台懐かしい
造りが細かい
碁石と碁盤
一首

この部屋は与謝野鉄幹・晶子夫妻が実際に宿泊した部屋だそうです。

窓からの風景

まさにこの歌の通りの景色が広がります。

裏の宿は廃業していました

しかも寝る部屋は別に用意していただいていました。
なんだかこちらが恐縮してしまうくらいの対応でした。
さぁ、早速目的のお風呂に入ってみます。

大浴場

風呂は地下にあります。ここも半地下型のようです。

脱衣場

絶対にこんな数、脱衣棚いらないんですけどね…

丁寧に避難経路図が手書きされています

おお、この丸い浴槽に入りたかった…。

入り口

コックは絞っているので、自由に開けていいとのことでした。

浴槽

大きいのが温泉、小さいのが水です。
源泉は空気に触れず、そのまま浴槽に投入できるようになっていました。

湯口

このタイル、本当に見なくなりましたね。
懐かしい。このタイル昔はどこの家にもありましたよね。

タイル

今回は1組しか宿泊がないとのことで、もう一方の浴槽はお湯が張っていませんでした。カギを締めて家族湯としてつかってもらってもいいですよ。とおっしゃっていただきました。
贅沢ですね。今日はお風呂が独り占めです。

隣の浴槽

夕食

下から呼ぶ声が聞こえます。本当におばあちゃんの家で「ごはんですよー」って呼ばれている感じです(笑)
7000円ですから、正直あまり期待はしていませんでした。ところがこの品数!おまけに「ビールはサービス」だそうです。ありがたい…。

夕食全景
付き出し
鶏の照り焼き

あとから「はい。マヨネーズ!」って頼んでもないのに追加で登場(笑)
ドレッシングでないのがポイント高い(笑)

ぶりの照り焼き(まさかの照り焼きかぶり)
まぐろとひらすの刺身

ごはんが衝撃でした。まさかの釜炊きごはんが丸ごと登場!
小さいやつなら経験がありますが、まさかの羽釜。おかみさん曰く、新米が出る前だからちょっと味は落ちるけど、温泉水で炊いているそうです。

まさかの羽釜炊き
3合くらい入ってます…


お吸い物

もうおなかに入りません。おなかいっぱいでギブアップ。
割烹料理かと言われれば微妙なラインですが、1つ1つを丁寧に作ってくださっているのはわかります。

ちょっとおなかパンパンになったので、部屋で休んで、少し外を散歩しました。公衆浴場を見つけたので、そこにも入ってみました。
もう、バタンキュー。21時前には寝てました…。

朝食

翌朝、朝風呂をキメて、朝食です。7時半にお願いしました。

朝食全景

いいですね。日本の朝食です。
こういうのでいいんです。これを自分で作るのも大変ですもんね。
また、同じように釜炊きごはんが出てきました(笑)

夜と同じ量ですよ…

朝ごはんを食べているときに、黒にゃんこがきました。
実家で猫を飼っている妻は、目ざとく声を聞き取り、サッと入り口のドアを開けると、「うにゃー」とあいさつしに来ました。
一瞬の早業。机の上の鮭をクンクンしましたが、手をつけることもなく、あっという間に「じゃーねー」という感じで帰っていきました(笑)
妻曰く、朝のあいさつだそうです。

まとめ

すごく細かなところにおかみさんの気遣いが感じられる宿でした。
おばあちゃんの家に帰ってきたような雰囲気。気遣い。今まで何度も連絡しても入浴できなかった理由がなんとなくわかりました。
これだけの宿泊のレベルを保とうと思えば、準備も大変だと思います。一方で、どこまでこのやり方が持続可能なのか?という不安も感じます。
宿泊は驚きの1人2食で7000円です。現代ではいろいろなお金や時間の使い方がありますが、これがいちばん贅沢なのではないか?と思います。

いつまでも残ってほしい
ニンゲン。また来るのだぞ。

■市比野温泉 割烹旅館みどり屋
住所:薩摩川内市樋脇町市比野2582
電話番号:090-1927-8496 ※事前連絡がベストだと思います。
営業時間:10:00~20:00 不定休
料金:大人 300円 こども 200円(2025.3現在)
一泊2食:7000円~
泉質:単純温泉


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