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水色はいつも【詩】/【シロクマ文芸部】

水色はいつも、見上げたときの空の色。
水色はいつも、そんな空に浮かぶ風船の色。

水色はいつも、風船を眺めるぼくの、洋服の色。
水色はいつも、ぼくをみて笑った、きみのスカートの色。

水色はあのころ、しばらく会わない間に溶けていった、空気の色。
水色はあのころ、久しぶりに会ったきみの、少し不安そうな瞳の色。

水色はあのころ、手をつないで歩いた、街角の看板の色。
水色はあのころ、きみの笑顔からこぼれた、喜びの涙の色。


水色はきっと、きみが話してくれた告白の色。
水色はきっと、ふたりで海へ行った日の、波と空の色。

水色はきっと、ぼくが手を握って励ました日の、カーテンの色。
水色はきっと、きみが無言で帰宅した日の、寂しい心の色。


水色は、君がぼくに残した、便箋の色。
水色は、ぼくが枯れるまで流した、悲しい涙の色。

水色はいつも、ぼくがきみのために供える、アネモネの花の色。
水色はいつも、きみとぼくとを、つなぐ色。

少し切なくて、でもいつまでも、心にそっと残る色。


※以下「シロクマ文芸部」さまの企画に参加させていただきました。


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財布野紐ゆるみ 書いてる人も偉い。書いてないけど考えてる人も偉い。まぶしい。