お気に入りの哲学者を探せ!
図書館の分類番号(日本十進分類法)
1類の棚が
〈哲学〉
だと知った日から、
ずーっと気になっていました。
哲学のことを。
ちなみに日本の図書館の本は以下のように分類されていまして、
⇩
0 総 記
(情報学,図書館,図書,百科事典,一般論文集,逐次刊行物,団体,ジャーナリズム,叢書)
1 哲 学
(哲学,心理学,倫理学,宗教)
2 歴 史
(歴史,伝記,地理)
3 社会科学
(政治,法律,経済,統計,社会,教育,風俗習慣,国防)
4 自然科学
(数学,理学,医学)
5 技 術
(工学,工業,家政学)
6 産 業
(農林水産業,商業,運輸,通信)
7 芸 術
(美術,音楽,演劇,スポーツ,諸芸,娯楽)
8 言 語
9 文 学
私がよく見ていた棚が9番の文学ばかりだったので、
1番の哲学なんて、もう!
「なんだか難しそう」&「確実に私にはわからない世界の話だな」と、
近づかないように触れないようにしてきたのですが、
40代も後半になって、
急に哲学に
「近寄ってみたいな~」「声をかけてみたいな~」
みたいな気持ちになってきました。
きっとね、憧れていたんですよね。
いつかお近づきになりたかった、
高嶺の花のような存在の哲学に。
しかし、難しいと思って何十年も敬遠してきた哲学のことがイマイチよくわからない。
哲学者のイメージが常に「考える人」みたいな感じなので、なにやら難しいことを考えるのが哲学かなと勝手に思ってはきたのですが、
良い機会なので調べてみることにしました!
哲学とは!
世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。
存在論(形而上学),認識論(論理学),実践論(倫理学),感性論(美学)などの部門をもつ。
自分自身の経験などから得られた基本的な考え。人生観。
なるほど!
「私の経験上、こうですよ!」という考えが(多分)哲学なんですかね?
プラトンとかアリストテレスとか有名な哲学者の名前は何人か浮かぶものの、誰がどんなことを唱えたのかもわからず、
哲学者の本を読んでみたり、
哲学関連のYouTubeのチャンネルを見たりして、
少しだけ学んでみたのですが、
2500年くらい前からの賢人たちが、あーだこーだ言ってきたことというのは、
時代も国もその人の経験も性格も違うから、
ま~極端なんですよ。
せっかくだから自分に近い、
「この人の考え方が好き!」みたいな哲学者を探したいと思ったのですが、
100%同意!みたいな人は見つからなくて、
せっかくヤル気を出したのにそれじゃあ寂しいので、
私がぐっときた哲学者を3人ご紹介したいと思います。
哲学初心者なので、
解釈違いしていることもあると思いますが、
私の好きな哲学者をただただ語りたいだけの時間なので軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
********************
① エピクロス(前341頃~前270頃)
古代ギリシャの哲学者。
生きた時代が「前」って「紀元前」ということですよね。
もうここまで昔の人だと何も共通点がないような気もしますが、このエピクロスさんがね、すごいんですよ。
「快楽主義」で知られているのですが、
快楽と聞くと、なんだか奔放なイメージがないですか?
「その場さえ良ければいい! 気持ち良いこと大好き!」みたいな。
でも、それがまったく違って、
エピクロスさんが言うには「快楽とは苦痛の除去」らしいんです。
心の平静、苦痛がないこと、それが最高の快楽であると言っております。
これ、私、最近になってすごくわかるんです。
若い頃はお酒が大好きだったんですけど、もうこの年になってきたら沢山飲んだり、あまり合わないものを飲んだりすると、頭痛に悩まされるようになりました。二日酔いもありますし。
そしたら、お酒を一時的に楽しむことよりも苦しむ時間の方が嫌だなと思うようになってきちゃって。
「どこも苦痛がない状態」を求めて大好きだったお酒を我慢をするようになってきました。
まさに50年近く生きてきた経験上、苦痛のない快楽を求めてしまう。
ハッ!!
これがエピクロスの快楽主義!!!
エピクロスさん、わかる!わかるよ!
と、大興奮したのですが、
そこは古代ギリシャの哲学者だけあって、
「必要最低限の欲求のみを満たすことで真の幸福を得られる」と、かなりの節制&禁欲生活だったらしいので、
私にはまだまだわりと欲があるので、そこまではいけないなぁ。
ということで、全部じゃないけど70%くらいわかる!好き!が、
エピクロスです。
② ジャン=ポール・サルトル(1905~1980)
フランスの哲学者です。
1人目に紀元前のエピクロスを出して、2人目がサルトル。
ずいぶん最近の人に心奪われてしまいました。
サルトルは20世紀「実存主義」の代表者だと言われています。
この「実存主義」というのがなんだか難しそうな字面でお堅いイメージがあったのですが、
この「実存」というのは「現実存在」の真ん中の漢字をとって「実存」なんですって。
それまで哲学の世界は「本質主義」が主体だったのですが、
サルトルはまずそこに「現実に存在している」ということに目を向けて……
ええいっ!!なんだか難しくなってきたぞ!
面倒なので、
私なりの解釈でいきますと、
「人間は自由だよ。運命は決まってないよ。それは生まれてきてから自分がいろいろ経験したり考えたりして作っていくものだよ。その代わり、責任も自分にあるからね」という、
自由と責任を説いたのが、
サルトルの実存主義です。(間違ってたらごめんなさい)
私は「置かれた場所で咲きなさい」みたいな考え方があまり好きではなく、
生まれてきたからには
自分の努力や生き方次第でどうにでもなる!と、
考えたいタイプなので、
サルトルの「実存は本質に先立つ」という言葉や考え方に惹かれました。
それと、実はサルトルのことは、
「実存主義」の哲学者としてではなく、
同じフランスの作家であり哲学者のボーヴォワールの恋愛相手として知ったのが先でした。
大学の時にフランス文学について勉強していて、ボーヴォワールの写真を見たら映画女優さんみたいな美しさで。
「え?この綺麗な人がこの小説を書いたの?で、ボーヴォワールの夫がこの人?」と、
その美しい作家ボーヴォワールの恋愛相手はどんな人だろう?と興味を持ったところ、サルトルにたどりつきました。
そういうわけで、
「ボーヴォワールが愛した男の考え方」に、憧れに近い気持ちがあるのかもしれません。
③ 孔子(前551~前479)
また紀元前の人を連れてきてしまいました。
孔子は古代中国の思想家で、儒教の創始者です。
孔子の教えは『論語』にまとめられています。
え?
3人目、孔子なの!?
と、自分でも思うのですが、
シンプルに孔子の
「仁(人を愛すること)」と「礼(その愛を表現する方法・作法)」の教えが好きです。
「仁」と「礼」はこれまた漢字で書くと難しくなりますけど、
人に思いやりをもって接してもらったり、何か感謝の気持ちを抱いたら、
「ありがとう」って言いましょうね!みたいなことだと思います。
ありがとうって言おう!というのは、
なーんだそんなこと簡単簡単!という気持ちにもなりますが、
意外とこれが難しいといいますか、
感謝の気持ちはちゃんと伝えていかないと伝わらないものなんですよね。
紀元前の教えなのに現代にも通ずる。
昔の人が詠んだ和歌を見て、
(今も昔も恋をする気持ちは一緒なんだなぁ)と感じるように、
孔子の時代から、
「ありがとうってちゃんと口に出して言いましょう。態度でしめしましょう」という教えがあるというのは、
人というものが何千年も変わらないのだと言われているようでしみじみ面白く感じます。
*******************
大興奮で私の好きな考え方の3人の哲学者をご紹介しました。
エピクロスとサルトルと孔子。
いくら良い考えだな、好きだな、と思っても
それはほんの一部分のこと。
しっかりと勉強したわけではないので、
今はこの好きな哲学者3人を足したり引いたり組み合わせてみたり、
「エピトル」「サルクロス」「エピ子」「孔トル」などなど、
自分なりのお気に入り哲学者の複合名を考えたりして楽しんでいます。
エピクロスをひっつけようとすると、聖闘士星矢の聖闘士クロスっぽい名前になりますし、
ニーチェが好きな人は、ニーチェを後につけるとフルーチェみたいに可愛くなります。
プラトンとニーチェで、プラーチェとか。
可愛い。
デカルトとベーコンでデカベーコン。食べごたえありそう。
きっともっと調べたら、違ったお気に入り哲学者が仲間入りしてくると思うのですが今のところは3人で。
いろいろな哲学の視点で自分ができて楽しいです。
皆さんには好きな哲学者はいますか?
それはどんな人ですか?
お気に入りの哲学者を見つけると、人生も楽しくなっていきそう!と、
今少しワクワクしています。
いいなと思ったら応援しよう!
こんなところまで読んでいただきありがとうございます!私に……良いんですか??嬉しくて舞い上がってます!!うひょー!!!