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トロント国際映画祭のボランティア

毎年9月初旬に開かれるトロント国際映画祭(TIFF)。今年は50回目を迎える。昨年は、控えめに一本だけ観に行った。

昨年、気がついた時には募集が終わっていたボランティアに、今年は参加してみようと軽い気持ちで、5月に応募してみた。

学歴、職歴、ボランティア歴、TIFFボランティア志望動機、カスタマーサービスにおける問題解決能力をアピールする作文(何か問題が起きた時にどのようにうまく対応できたか、過去の事例を挙げて)などをオンラインで提出。問題解決能力の作文は、日本で勤めていた薬局での患者さんへの対応事例を書いた。

そして、先日、ボランティアに選考されたとのメールが届いた。どれぐらいの応募者がいて選考に通るのかは分からないが、まあ大抵の人は受け入れてもらえるのではないかと予想する。

数日以内に、オンラインオリエンテーションを受けるようにとの指示があった。オリエンテーションマニュアルをダウンロードして読んだ後、2時間ぐらいかけてオリエンテーションを済ませた(オンラインで受けられなかった人は、今週予定されている対面オリエンテーションへの参加が必須)。

何本か動画を見た後、幾つかのクイズに答えて全問正解すると、最後に書類にサインして提出し、ボランティアに参加できるようになる。

オリエンテーション内容は、TIFFの概要とミッション、ボランティアの役割と期待されること、担当ポジションごとの業務内容の説明、フェスティバル期間の流れ、ルール、ドレスコードなどだった。

その中で、やはりそうよねと納得したのは、ボランティアはシフト中は絶対にスマホを使ってはならないこと。どんな有名人が目の前にいても、サインを求めることも写真を撮ることも禁止。ボランティアTシャツ着用時は、職務に徹してそこはグッと我慢しないといけない。

また、ダイバーシティ(多様性)ステートメントがしっかりされていることもとても印象的だった。TIFFは、DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, Belonging)の理念を強く実践している団体のひとつである。多様性、公平性、包括性、帰属意識。国籍、性別、文化、障がい、年齢などに関係なく、すべての人が活躍できるようにするための大切な理念である。

今後のスケジュールは、8月にボランティアシフトを決めて、必要なトレーニングを受ける。シフトは最低4コマ(多分1コマ4〜6時間ぐらい)は必須。指定された日にボランティアTシャツとフォトIDを受け取りに行く。

ボランティアをすると色々と特典があり、1コマにつき、映画チケットを1枚もらえたり、最終日の最優秀作品上映に参加できたりする。

9月4日から14日まで開催される第50回TIFF。今年はボランティアにも参加して、どっぷり映画祭に浸かってみよう。どんな体験ができるのか、どんな出会いが待っているのか、ワクワクドキドキ、とても楽しみである。


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