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「こんな気持ちになる私」を、変えなくてもよかった

こんにちは。

世界一やさしく人生を変える方法をお伝えしている、みなです。

楽しいはずなのに、気を張っていた

以前、夫と子どもと、
家族4人で出かけるために車に乗っているときのことです。

楽しいはずなのに、私はいつも、
どこかに不安を感じていました。

自分の中の一部だけが、
ずっとピンと張りつめている感覚。

それは、家族の様子を見守っているようでいて、
本当は見張っている目でした。

誰かが何か言って、この楽しい空気が乱れるんじゃないか。

そうならないように、私が対処しなければ。

無意識のうちに、そんな気持ちがどこかにありました。

今の家族の中でも、昔の続きを生きていた

「どうして私は、いつもこんな気持ちになるんだろう」

そう思って、自分の内側を見ていったら、
幼少期の経験にたどり着きました。

私は子どもの頃、家族で出かけるとき、
いつも父と母が喧嘩を始めないかと、ずっとピリピリしていました。

それは、子どもの私が仲裁しておさまるようなものではなく、
私はただ、おびえているしかありませんでした。

家族で出かけるときも、もちろん楽しい時間はありました。

でもそれ以上に、「求められている自分」として
振る舞うことに、かなりの意識を向けている子どもでした。

大人になった私は、無意識のうちに、
それを今の家族の中でもやっていたのです。

誰かが不機嫌になったら。

誰かが強く何かを言ったら。

そうやって、今の家族の誰かが空気を乱すことを、
私はずっと恐れていました。

でも、本当は空気なんて、乱れてなどいませんでした。

誰でも好きなことを言っていい。

楽しく過ごしても、多少不機嫌になっても、
私たちが温かい家族であることに変わりはなかったのです。

それは、私の思い込みと捉え方が見せていた世界でした。

その子どもの頃の経験を見つめ直し、
当時感じていた怖さも受け止めながら、
少しずつ書き換えていったら。

今、家族そろって車に乗る時間は
もう滅多にありませんが、そのわずかな時間が、
以前よりずっと安心できて、豊かなものに変わりました。

抑えるべきだったのは、感情ではなかった

イライラしてはいけない。

不安になってはいけない。

私たちは、自然に湧いてきた気持ちを抑えることで、
常識のある人、優しい人、家族をまとめられる人で
いようとしてきたのだと思います。

でも、本当に見て、変えていく必要があったのは
最後に出てきた不安や緊張そのものではなかったのだと思います。

そこには、過去につくった思い込みや、
傷ついた経験、
自分なりに決めてきた「こうでなければならない」という
ルールが、根っこになっていることがあります。

私の場合は、

「家族の空気は、私が見張っていないと乱れてしまう」

という、子どもの頃からの思い込みでした。

それなのに私たちは、
表面に出てきた不安や緊張だけを、
その都度、押し戻そうとします。

気にしないようにする。

考えないようにする。

けれど、それを繰り返すのは、とても疲れることです。

感情を抑えられても、根っこにある怖さは、
そのまま置き去りになっているからです。

本当に見てあげる必要があったのは、

「どうして私は、こんなに気を張っているのだろう」

「本当は、何を怖がっているのだろう」

という、感情の根っこの部分でした。

気づいた人から、連鎖をそっと外していく

そして、これは私だけの問題では終わりませんでした。

私が出していた「見張るエネルギー」は、
子どもたちにも伝わっていたのだと思います。

子どもたちもまた、少なからず私の顔色をうかがい、
自由に振る舞いにくくなっていたのだと思います。

こうやって、気づかないまま、
同じ緊張が親から子へと受け継がれていきます。

だからといって、私の親が悪いわけではありません。

きっと、その親にも、それぞれの事情があったのだと思います。

ただ、気づいた人が、
その連鎖をそっと外していくしかないのだと思います。

根っこにある思い込みに気づき、

「今も、その考えを持ち続ける必要があるのかな」

と見直していくと、同じような出来事が起きても、
以前ほど怖いとも、気を張らなければとも感じなくなっていきます。

湧いてきた気持ちは、あなたを困らせる敵ではありません。

これまで気づかれずにいた、
心の奥にあるものを知らせるために、
出てきているのだと思います。

だから、無理に大人のふりをして、
急いで押し込めなくても大丈夫です。

湧き上がった感情を変えようとする前に、まずは、

「私は、どうしてこんな気持ちになったんだろう」

と、静かに自分へ問いかけてみる。

変えるべきだったのは、
湧き上がった気持ちではなく、その気持ちを生み出していた
古い思い込みのほうだったのかもしれません。

問題をほどいていく始まりは、
感情を消すことではなく、
その奥にある根っこに気づいてあげることなのだと思います。

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