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気づけば、全部"人"だった。


ある日、
友人の悩みを聞いていた。

ただ、聞いていただけだった。

最後に彼女は涙した。
そして、「ありがとう」と言った。


これが、
カウンセリングをしたいと思った瞬間だった。


その気持ちはまだ胸にしまい、
私は採用という仕事にのめり込んだ。


人を見ること、向き合うこと、
そしてこの人だ、という人を選ぶこと。


もともと私は人が好きだった。
面接が何本入っていても苦ではなかった。

採用という仕事の中で、
私は"人の見る目"を養った。

一生分の学びとなった。



不思議なことに、友人の涙を見たのは、
一度じゃなかった。

別な友人、別なタイミング。

彼女たちは、
心の内側に閉まってある、
大事な器を、
そっと私に差し出してくれる。

私はそこに、温かいものを注ぐだけ。


やっぱり私にはこれしかない。


人の機微に触れ、大切にお返しする。

これを仕事にしたいと、静かに決めた。


決めたものの、そう簡単ではない。
まずは自分にしかできないこと。


私は結婚相談所の婚活歴と、アプリでの婚活ののち、結婚したという経緯がある。

採用での人の見る目×婚活での泥臭い経験×カウンセリング

"婚活コンサルタント"
という道が、開けた。


様々な学びを提供するプラットフォームで、
教えることを始めた。

友人にも協力してもらって、
課題を深く掘り下げてもらった。


みんな、本当に困っていたのは、
条件じゃなかった。


誰かを好きになる前に、
自分を嫌になってしまうことだった。


みんな、上辺のことで悩んでいるんじゃない。


心の扉を閉めている、
その中に確信があるんだと理解した。


たぶん私は、
人の傷と自分の傷を重ねて、
話を聞いていた。



それからは婚活にこだわらず、
その人の真の悩みを、
課題を解決するための
セッションに移行していった。


そんな中、SNSで認知活動を始めた頃、
noteに出会った。

初めは何か書いて、そこからコンサルタントの仕事に流入できればいいと考えていた。


ところが、筆を持ったら止まらない。


自分の半生から、日常の小さなことまで、
言葉が湧いてくる。

気付いたら、
目が覚めて、4時から書き出している。


そういえば、昔友人に言われたことがある。

色々あったんだから、
「絶対自伝書いた方がいいよ」。

その時は笑い飛ばしていたが、
それが今、楽しみながら叶おうとしている。


noteを書きながら、
私はようやく、
過去の自分の思いに触れている。


思いがけず出会った小さな喜びに、
今日も小さく歓喜し、
筆をはしらせる。

ライクがワークになった。
それだけでいい。



それでも私は、
誰かの心に触れてしまう。

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