夫の正体|ビールで流し込む程度の幸せ
ここまで振り返ると、自分の作品には、
初めからずっとハッピーな
明るい作品はない。
出てきても最後の1、2行。
友人に、お前の記事は重いよ!
たまには明るくてハッピーな話書けよ。
あれ。
私自身は、明るくてバカみたいな
ハッピー女なのに。
内側から溢れ出てくる文体は、
ドロっとした灰色のなにか。
私は幸せを噛み締めることが
苦手なんだろうか。
幸せを受け止める器を
持ち合わせていないんだろうか。
ささやかな小さな喜びを、
幸せと呼ぶ思考が
備わってないんだろうか。
今日もろくな返事をしてくれない夫と、
キムチをつまみに晩酌をすることが、
たぶんこれが幸せってことなんだろうか。
柄にもなく小さな幸せを
飲み込むようにビールで流した。
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