OSの断片|愛のなにかに見えていた
普通の幸せが、
一番よく分からなかった。
平和な恋愛。
怒鳴られない日常。
安心する人。
なのに、 なぜか落ち着かない。
私にとって、
“普通”は少し距離のあるものだった。
私の送ってきた日々は、
今思うと変わっていた。
普通の何かに、
烙印を押される。
それに順応できてない、
私のような人は。
たしかに、
激情型の人生かもしれない。
でも、不幸だとは思ったことはない。
私は、駄目な人ほど盲目になる。
刺激がないとつまらない。
そう思い込んで、
あえて楽じゃない方を選んできた。
それでも彼らは、 その時の私の
よりどころであり、
歪んでいても、
私には愛のなにかに見えていた。
その事実だけあればいいのだ。
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