見出し画像

OSの断片|愛のなにかに見えていた

普通の幸せが、
一番よく分からなかった。

平和な恋愛。
怒鳴られない日常。
安心する人。

なのに、 なぜか落ち着かない。

私にとって、
“普通”は少し距離のあるものだった。

私の送ってきた日々は、
今思うと変わっていた。

普通の何かに、
烙印を押される。

それに順応できてない、
私のような人は。

たしかに、
激情型の人生かもしれない。

でも、不幸だとは思ったことはない。

私は、駄目な人ほど盲目になる。

刺激がないとつまらない。

そう思い込んで、
あえて楽じゃない方を選んできた。

それでも彼らは、 その時の私の
よりどころであり、

歪んでいても、
私には愛のなにかに見えていた。

その事実だけあればいいのだ。



▶︎同シリーズをよむ

いいなと思ったら応援しよう!