MVP ARCHIVE NASA | Phase 04-02 Exploring the Solar System : Viking Program / 火星で生命を探した最初の探査計画


火星で生命を探した最初の探査計画
Viking Program( バイキング計画 ) は、1975年に NASA が打ち上げた火星探査計画であり、人類が初めて火星表面で本格的な生命探査を実施した歴史的なミッションである。
計画では、バイキング1号 と バイキング2号 の2機が打ち上げられ、それぞれ周回機( オービター )と着陸機( ランダー )で構成されていた。
1976年、両ランダーは火星への軟着陸に成功し、火星表面から初めて高品質なカラー写真を地球へ送信した。
バイキング計画 最大の目的は、「 現在の火星に生命が存在するか 」を科学的に調べることだった。
着陸機には生命探査専用の実験装置が搭載され、火星の土壌を採取して生物活動の痕跡を調べる複数の実験が行われた。
一部の実験では生命活動を思わせる反応も観測されたが、その後の分析では、火星の土壌に含まれる強い酸化性物質による化学反応でも説明できることが分かり、生命の存在を示す決定的な証拠は得られなかった。
この結果は現在でも議論が続いており、バイキング計画 は「 火星生命探査 の出発点 」として位置付けられている。
生命探査だけでなく、バイキング は 火星 の地形、気象、大気、土壌組成などについても大量の観測データを取得し、その後の マーズ・パスファインダー、スピリット、オポチュニティ、キュリオシティ、パーサヴィアランスへと続く火星探査の基礎を築いた。
バイキング計画 は、「 火星 に生命はいるのか 」という人類最大級の問いに、初めて科学的手法で真正面から挑んだ NASA の歴史的探査計画である。

