あなたは踊る以外なにができるの?人生を変えたひとつの問いかけ
「あなたは踊る以外なにができるの?」
不意に投げかけられたその言葉は、当時の私にとって答えようのない問いでした。
ダンスホールを新しくオープンしたばかりで、未就学の子供の世話に追われ、毎日がしっくはっく。
目の前の業務をこなすだけで精一杯で、そんな余裕はどこにもなかったのです。
けれど今振り返れば、その問いこそが私の人生の転機をつくるきっかけでした。
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気がついた答え
競技ダンスの現役時代、私はすべてを踊りに捧げていました。
毎日朝から晩まで練習、休日は競技会やイベントに参加。私の生活の中心は常にダンスでした。
けれど、その活動の中で自然に培われていた力がありました。
踊りそのものではなく、踊りを支えるために積み重ねてきた「姿勢」や「習慣」。
私が辿り着いた答えは、
「コツコツと継続できるまじめさ」
自分で決めたことに対して努力を惜しまず、長い時間をかけて積み上げていく力。
停滞する時期があっても必ず自分のレールに戻り、さらに発展させていく粘り強さ。
外から見れば何も変化していないように見えるかもしれません。
けれど、私の中では常に目標を定め、着実に歩みを進めているのです。
それは意識して身につけたものではなく、むしろ
「当たり前のようにやっていたこと」
だからこそ、問いかけられて初めて自覚できました。
自分の中に眠っていた力を言葉にできた瞬間、踊り以外の道にも可能性があると感じられたのです。
そしてその力は、衣装デザイナーとしての新たな挑戦の道へと自然につながっていきました。
デザインや製作は一朝一夕では完成しません。布を選び、構造を考え、試作を重ね、改良を繰り返す。
その積み重ねの先にようやく作品が生まれます。まさに
「コツコツ継続する力」
がなければ成し得ない仕事です。
今では、ダンスを通して培ったまじめさと継続力が、衣装製作に息づいています。
あの問いかけは、私に「踊る以外の自分」を見つけさせてくれた人生の転機だったのです。
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自分に問うなら
ここで、あなたにも問いかけてみたいのです。
「あなたは、今の自分の中心以外に、どんな力を持っていますか?」
日々の忙しさの中では、なかなか考える余裕がないかもしれません。
けれど、ふとした瞬間に投げかけられた問いが、人生を変えるきっかけになることがあります。
私にとっての「踊る以外なにができるの?」がそうだったように。
もしかしたら、あなたの中にもまだ自覚していない力が眠っているかもしれません。
それは当たり前のようにやっていること、意識せず続けている習慣の中に隠れているのです。
「私が自然に続けていることは何だろう?」
その答えが、次のステージへとつながる扉になるかもしれません。
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