ゴールドウインに注目の投資家は「ノースフェイスに頼らず、どこまで自前で売上を伸ばせたか?」さて?
🔷ゴールドウイン(8111)
ゴールドウインの決算に、投資家の視線が集まっている。
テーマはひとつ。ノースフェイスに頼らず、どこまで売上を伸ばせたか。
2026年3月期第2四半期の
・売上高555億円 (前年同期比4.2%増)
・営業利益は69億円(前年同期比33.5%増)
・営業利益率12.5%は5年ぶりの高水準
韓国子会社YOCの為替差損で純利益は68億円と減益になったが、(影響は第3四半期以降は減る見通し)本業の利益体質はむしろ強まっている。
▷ノースフェイス依存の変化
数値以上に重要なのは、売上の構造が変わり始めた点だ。
「パフォーマンス領域」の売上構成比は30.5%へ低下した。ここは防水シェルやアルパイン仕様、ランニングギアなど、〈ノースフェイス〉色が強いカテゴリーだ。
一方で日常着や軽量ダウンなど自社ブランド中心の「ライフスタイル領域」は59.7%へ上昇。〈Goldwin〉が伸び、初めて全体の6割を超えた。
nanamicaを中心にしたファッション領域も9.9%まで比率を広げた。
数字は微差に見えるが、流れは明確だ。
ノースフェイス一本やりから、自社ブランドが主役に近づく構造へと確実に移行し始めたんだ。
▷自社SPAモデルが利益率を押し上げた
ノースフェイス比率が下がったのに利益率は上がっている。ここに同社の本質が出ている。
自社ブランドのGoldwinは「気候に適応するウェア」という独自の設計思想で商品を一貫生産するSPA型だ。
酷暑の夏は吸湿速乾Tシャツや軽量シェルが動き、秋冬は軽量ダウンが伸びた。企画から販売までを自社で担うモデルは粗利が高く、利益率を確実に押し上げる。
また、南京、瀋陽、深圳、西安に新店を開き、ロンドン、ソウル、ニューヨークへの進出も控えている。
ノースフェイスが「機能の象徴」で稼ぐブランドなら、Goldwinは「生活価値と体験」で稼ぐブランドへ進化している。
最近、巳之助もGoldwinの商品をよくチェックするが、かなり洗練されてきたなという評価だ。
ノースフェイスがまもなく国内で頂上に行く前に早く「ネクスト」を作らないとね。
▷利益率と還元政策は?
通期計画は売上1,405億円、営業利益259億円、営業利益率18.4%で据え置き。
手堅く進捗している。
自社株買い25億円と15期連続増配を発表し、株主還元も強い。年間配当は116円でDOE6.9%を確保。
自社ブランド比率は来期62%、中期で65%を見込む。ノースフェイス依存の脱却は微差の積み重ねで動くが、そのカーブは確実に傾き始めた。
投資家が本当に見たいのはノースフェイスの成長ではなく、ノースフェイス後の成長だ。
Goldwinブランドが利益を押し上げ始めた今、同社はもはやライセンスメーカーではなく、ブランド経営企業へと立場を変えた。
市場がこの構造変化を本格的に織り込むのは、冬物商戦の実売データが揃うタイミングになるだろう。
巳之助は「ノースフェイスは看板」と「実は、Goldwinを売りたい」で少し迷うけど。
NISA Bros.よ、どう考える?
▶巳之助メーター 🐍🐍 長い間監視が必要
株価は2,907円(12/1)
買うなら2,700〜2,850円。ノースフェイス依存を抜けた「構造の変化」が本物か、冬物の立ち上がりを見ながら拾うのが良い。
#ゴールドウイン #THE_NORTH_FACE #Goldwin #一株コラム #いづも巳之助
🐍巳之助の一株は、毎日1〜2銘柄をビジネスモデルから読み解いているよ。気になる会社が出てきたら、ぜひ読んでほしいなあ。
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