櫻坂46 14thシングル「The growing up train」最速歌詞考察
まずこの曲において青春=光じゃなく「暗闇で手探りする時間」
青春をキラキラで描かないところがポイントな気がする
「青春はいつも暗闇の中 手探りするものだろう」
青春=眩しいじゃなくて
「何が正しいかわからないまま進む時期」として描いてる
櫻坂らしい「痛みと肯定」の青春観を感じますね
「空は青だと思い込んでいないか?」=価値観の崩壊
「当たり前だと思ってた価値観」「こう生きるべき」っていう常識を疑え
「既成概念 信じていたもの疑え!」
ここで確信になったのが、
この曲の主人公は「何かが崩れた瞬間」から旅が始まってる
「ずっと隣にいるのに」=恋愛じゃなく人生の象徴
「ずっと隣にいるのに
(You’re in my mind)
ただの友達だと思っていたんだ」
→一見ラブソングだけど本質は恋愛じゃなくて
「大事なものの存在に気づく瞬間」
だと思う。
それは人かもしれないし、夢かもしれないし、
「自分の本音」かもしれない
青春の核心は
近くにあったものほど見えてなかったところにある
トンネル=成長の象徴(何回も出てくる)
長いトンネル抜けて不意に眩しい 光が溢れる
これが「成長」そのもの
努力してる最中は暗い
でも抜けた瞬間だけ、世界が眩しく見える。
ただしこの曲は甘くなくて、後半でこうなる
「どんなトンネル抜けても
また近づく 孤独の時間だ」
つまり成長はゴールじゃない
トンネルを抜けてもまた次が来る
これがめちゃくちゃ人生の本質を言ってる
「夢を見ても眠れなかった」=希望があるのに苦しい夜
「Ah 夢を見ても眠れなかった
やりきれない夜明けよ」
希望があるからこそ眠れない
「叶えたい」「届きたい」って気持ちが強いほど苦しくて
青春って未来を信じてるのに今がしんどいという矛盾の塊だから
「手の届かない星が消える」=挫折じゃなく更新
「もう 手の届かない
星も消えて
希望という陽が昇る」
普通なら「星が消える」=絶望かもしれない。でもこの曲は逆で、星が消えたあとに朝が来る
つまり
憧れ(星)を追う段階が終わって、自分で進む段階に入ったってことかなと
憧れが消えたんじゃなく、
「憧れに依存しなくなった」
「涙が溢れる」=悲しみじゃなく、生きてる実感
「なぜ 涙が溢れる?
生きるって素晴らしい
君に教えられたよ」
この涙は「辛い涙」じゃなくて
感情が動いた証拠
「生きるって素晴らしい」を
“教えられた”って言ってるのが重要で、
主人公は自力で立ち上がったというより
誰かに救われて立ち上がった
櫻坂がよく描く「他者による救済」
「後悔だけ追って来る」=強くなりたいのに弱い自分
「何をしても後悔だけ追って来る
すぐ 自信なくして彷徨う
僕が強くなるにはどうすればいいんだ?」
成長したいのに、
過去の失敗がずっと足を引っ張る
でもこの問いは答えが出ない。
だから次に「列車」が出てくる
The growing up train / The wisdom train=人生の列車は止まらない
列車=時間・人生
「大人へのTracks 錆びつかないように
The growing up train」
これは「大人になっていく線路」
しかも錆びるって表現があるから、
努力をやめたら線路は錆びる=進めなくなる
つまり成長はメンテナンスが必要
そして
「The wisdom train」
wisdom(知恵)ってつまり
失敗して、悩んで、傷ついて得るもの
「強さ」じゃなく「知恵」を選んでるのが
この曲の素晴らしいところ
Great Journey=答えのない旅に出るのが人間
「人は誰も(on their path)
理由もなく(旅に出るよ)
Great Journey
何を求めてる?
言い訳できないよ(行き先)」
人生は「理由があって始まる」んじゃなくて気づいたら始まってる
そして旅に出た以上、
行き先は自分で決めるしかない
「言い訳できないよ」っていうのが、
大人になる怖さと責任そのもの
「若さとは無知なんだ」=でもそれでいい、突っ走れ
「若さとは無知なんだ(Let it be)突っ走れ」
これがこの曲の最終結論だと思う
若い頃は知らない
だからこそ間違える
だけどそれを恐れるな
「Let it be」って添えてるのが優しさ
櫻坂は弱さを責めないで肯定することが多いけど、この曲もまさにそうだと思う
「また近づく孤独の時間だ」=成長は終わらない
最後が救いでもあり、残酷でもある
成長=光じゃない。
トンネルを抜けても、また孤独は来る
でもそれは
生きてる限り続く旅だから、だからこそ列車は止まらない
櫻坂って、
「青春=痛み」「成長=葛藤」を歌うことが多くて
その中でこの曲は単純な希望じゃない
痛みを抱えたまま、それでも前に進む歌
つまり櫻坂46が歩んできた軌跡
そのものが青春なんだと思う
14thというタイミングでこの曲があるのは、
「今の櫻坂が到達した青春の答え」なのかなとも思います
