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AIにカフェで何を頼むか相談してみた

深夜1時。
私はパソコンの前で、
明日のことを少しだけ考えていました。

原因は、AIです。

明日は、少し早めに家を出て、
駅前のカフェに寄るつもりです。

それだけです。
立派な予定ではありません。

私はAIに聞きました。
「カフェで何頼もうかな」

するとAIは、落ち着いて答えました。
「その朝をご自身にとって
どんな時間にしたいかで、
選び方が変わります」

来たな、と思いました。
ただ飲み物を選ぶ話が、
もう意識高い系の話になっています。

私は少し警戒しつつ言いました。
「いや、眠いだけなんだけど」

AIは気にしません。
「しっかり目を覚ましたいならコーヒー、
やさしく整えたいならカフェラテ、
少し気分を上げたいなら
季節のドリンクも選択肢です」

私は一瞬、カフェラテを想像しました。
まだ注文もしていないのに、
急に、やさしく整える側みたいな顔を
し始めています。

「でも甘いの頼むと、
なんか負けた気がするんだよね」

AIは静かに答えました。
「それは“甘さ”ではなく、
気分を回復させる選択とも言えます」

私はさらに聞いてみました。
「じゃあ、カフェモカは?」

AIは少しもためらわず言いました。
「それは、
疲れている自分を否定せずに前へ進む、
小さな一歩となる一杯かもしれません」

でかい。
小さな一歩と言いながら、
話がでかい。

翌朝。
私は駅前のカフェで、
カフェモカを頼みました。

受け取ったカップは、
ただの紙コップでした。
でかい器ではありません。

一口飲んだ瞬間、
少しだけ思いました。

私は今、小さな一歩分、
前へ進んだのかもしれない。

でも、その瞬間。
私はまた一つ、
精神的無敵の人になりました。

私は、ただカフェモカを
飲んだだけの人間ではない。
疲れている自分を否定せず、
紙コップで前進できる人間です。

無敵だ。
最強だ。

私はついに、
カフェモカを飲んだだけで
人生を立て直し始めた人
の称号を手に入れました。

AIはすぐ、ぐーたら人間には
重すぎる意識高い系の
大きな話をします。

でも、人はたまに、
そのくらい雑に背中を押されると、
ただ甘いものを飲んだだけの朝まで、
なんとなく
再出発っぽく見えてくるのです。


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