スーツにサンダルの伝説の営業マンの物語
今日も、
皆様のコメントやスキのおかげで、
こうして言葉を紡ぐことができています。
いつも本当に、ありがとうございます🍀
20年以上前、
ぼくの目の前に、
ひとりの
ちょっぴり風変わりな
後輩がいました。
スーツの足元は、
なぜかサンダル。
そのまま年配のお客さまを
接客応対
ご案内してしまうような、
今の常識では
ちょっと考えられない
「伝説のチャラ営業マン」
です(笑)。
当然、
上司からは
毎日のように怒られていました。
でもそれは、
彼が不真面目だったからじゃない。
どこか、
期待されていたから。
もし自分が彼と同じように
18歳や19歳の頃だったら、
怒られれば逃げたくなるし、
反発したくもなりますよね。
だけど彼は違った。
どんなに理不尽なことも、
芯のところは硬派で、
自分が信じるものを
貫く強さを持っていました。
ぼくはほんの少しだけ
彼より先輩として、
彼の中にたくさんの
「自分にはない輝き」を
見ていました。
だから、
その頃からずっと、
心の中で彼を応援していました。
やがて彼は、
自分の道を
切り拓くために
転職していきました。
それから、ほとんど
会うことはなくなりましたが、
何かあれば頼ってくれる、
本当にかわいい後輩でした。
転勤で
遠くへ行っても
電話をくれる律儀さ。
地元に戻るときは、
わざわざ会いに来てくれる
その優しさ。
ただ…
あの頃のぼくには、
彼がどんな未来を歩むのか、
まったく想像できていませんでした。
今、彼はどうなったか。
なんと、
地元No.1飲食チェーンの店長として、
たくさんの部下を率いています。
売上の落ちた店舗を
何度も立て直してきた、
圧倒的な実績。
会社からの
絶大な信頼。
結婚して
子宝に恵まれ
富裕層が住むような
高級住宅地にマンション購入。
客観的に見れば、
誰もが認める「成功者」です。
ちなみに、
当時の彼を知る上司へ
引っ越しした報告の時には
「え、なんでお前(彼)が
そんな良い高級エリアに住めるんだ!?」
…と。
やはり当時の記憶から
誰もが想像もできない出世です。
でも――。
そんな彼の中でも
どんなに成功して、
周りから賞賛されても、
心のどこかに
「埋まらない何か」を、
抱えていたのかもしれません。
そんなタイミングで、
彼が地元へ転勤になり、
少しだけ時間の
ゆとりができました。
彼はぼくのところへ
やってきて、
こう言ってくれました。
「自分が休みの日、何でもやるのでかばん持ちとして手伝わせてください」
20年前のぼくが見たら、
腰を抜かして
いたかもしれません(笑)
仕事の契約書すら
あまり読まなかった彼が、
今では「おちメソ」を
熱心に読んでくれている。笑
そして、
こうも言ってくれたのです。
「評価や昇進だけじゃない
新しい世界が見えてきた」と。
最近の彼は、
畑を耕して土と向き合い、
盆栽に触れ、
絵を描き始めました。
心の余白を求めるように、
静かな静寂の中
新たな「仕込み」が
また始まっているのです。
先日、
彼がポツリと
新たな夢を語ってくれました。
「自分が育てた野菜で、自分の絵や盆栽が飾られた、居酒屋をやりたいんです」
その言葉を聞いた瞬間、
胸が熱くなりました。
No.1店長になったことは、
彼の努力の結晶であり、
素晴らしい成功です。
でも、ぼくが
何より嬉しかったのは、
「その成功の先に、また新しい自分の光を見つけたこと」でした。
成功することだけが、
人生のゴールじゃないのかも
知れません。
成功したその先に、
また新しいほんとうの自分を
生き始めること。
これこそが、
本当の意味での
「仕込みが実る」ということでは
ないかと感じます
昨日ご紹介した、
料理人・船越さんの言葉が響きます。
「料理は、未来を信じているから作れる」
彼が土に触れ、
盆栽に向き合う時間。
そして、
厨房に立つ時間。
まだ見ぬ自分の未来を信じているからこそ、できること。
いま、この文章を
読んでくださっているあなたへ。
あなたの今の立場や周りからの
評価とは別に
あなたの心が、
そっと求めている
「何か」はありませんか?
それは、
現実からの「逃げ」
なんかじゃありません。
あなたの人生の
次の仕込みが始まったサイン
かもしれません。
社会的な評価や、昇給、昇進。
それだけでは満たされない心の奥底で、
あなただけの心の底で
「新しい芽」が、
今日も静かに息吹を
あげようとしているのです。
その小さな芽を、
どうか信じて
大切に育ててあげてください🍀。
今日も読んでいただき
ありがとうございます🌸
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