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頑張らない勇気。力を抜くほど幸せになれる理由

――流れに身を委ねるということ


人生とは、
”一枚の葉”が川の流れに乗って
進む旅のように…

水面のきらめきに心を奪われ、
時に流れの速さに戸惑いながらも、

葉は止まることなく進んでいく。

私たちの心もまた、
「流れに逆らう力」をゆるめたとき、

本来の方向へと導かれて
いくのかもしれません。

 

手放すとは、
何か失うことではありません。

それは、
手のひらをゆるめて「流れ」を感じること

どんな川も、
握りしめた石ではなく、
身を任せた木の葉を遠くまで運びます。


執着とは、「止めようとする心」

人生の流れの中で、
私たちの心は知らず知らず、

石のように“とどまろう”
してしまうのかもしれません。

「こうあるべき」
「こうでなければ」

その思いは一見まっすぐで
正義のように見えますが、

実は、流れの中で
固まった氷のようなもの
かもしれません。

川の流れに逆らって立ち止まるほど、
”冷たさや痛み”を感じてしまうのです。


手放すとは、溶けること

“頑張って手放そう”とするのも、
実はもう一つの執着
です。

もしも、
「ありのままの自分に戻ること」こそが
人生のさとりの道であるならば、

手放すとは“溶ける”こと
なのかもしれません。

川の水が氷を包み込み、
やがてその境界をなくすように。

無理に手を動かさなくても、
流れのあたたかさに触れた瞬間、
心は自然にほどけていくのかも…。


評価という波に乗らず、潮の音を聴く

・SNSの「いいね」
・会社の評価
・学校の成績・偏差値
・流行りのファッションなど

そんな他人の評価や指標を軸に生きる事は、
「他と比べる心こそ迷いの始まり」

他者の基準。
そんな「波の高さ」に目を奪われると、
自分の内なる潮の音(本音)が聞こえなくなります。

「いいね」という光の粒を追う代わりに、
心の奥の“潮の音”を感じてみてください。

それはあなたの魂が奏でるリズム。
誰とも比べることのできない、
あなたという“水そのもの”の音です。


過去は流れ去る水、理想はまだ見ぬ地平

過去を悔やむとき、
私たちは川の流れを
手ですくおうとしているのかもしれません。

「あの時、~していればよかった」

理想に焦がれるとき、
まだ見ぬ海岸を夢見て、
今の波を見失っているのかもしれません。

過去に生きることは「今を見失う」こと

いま足元に触れているこの水こそ、
人生の流れそのもの。

苦しみは過去そのものではなく、
記憶を握りしめる手の中にある

「今」という一滴の中に、
すべての時間が息づいています。


不完全なままで、流れと一緒に踊る

「ちゃんとしなきゃ」

完璧を求める心は、
水の中で息を止めるようなもの。

呼吸を止めて“沈まないように”と
頑張るよりも、

ただ息を吐きながら、
水面にゆらゆらと浮かぶほうが、
ずっと自然で優しい。

自分を”責める言葉”と”頑張り”
自分を傷つける刃に
変わってしまう危険性があります。

不完全であることは、
流れと一緒に踊るための
「余白」ではないでしょうか。


相手にゆだねる勇気

他人を変えようとする心も、
自分を責める心も、
その根っこには「怖れ」があります。

「どうして分かってくれないんだろう」
「変わってほしい」

流れにゆだねるとは、
怖れを消すことではなく、
怖れごと抱いて
「信頼」を片手に流されること
なのかもしれません。

川の流れ【他の人】を変えようと
することはできなくても…

自分自身の体制を整えることは
できるはず。

まずは、自分の態度や思考を見直して
みると、景色も穏やかに変わり、
調和が生まれるかもしれません。

自分の中の波を受け入れるとき、
外の海も穏やかに映りはじめます。


おわりに

執着とは、流れを止めようとする
あなたの”強く握りしめた手”かもしれません。

手放すとは、その手を開き、
流れの音をもう一度聴くこと。

本日は、「禅の執着」による
苦しみの手放しを
川の流れにのせて書いてみました。

人生の流れは、
ほんとうのあなたの本音に
耳を傾けることができたら…

自然とよりよい方向へ
連れていこうとしてくれている
のかもしれません。

だからもう、
無理に舵を切らなくても
大丈夫。

…そんなふうに
自分を信頼してみませんか?

流れの中で、
あなたという舟は、
自然と正しい方向へと導かれていく
のではないでしょうか。

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