栽培技術/地下部の管理① (潅水管理)
地下部管理の一つである潅水管理による栄養生長・生殖生長のコントロールについてお話します。
植物の葉が気孔が開き蒸散しているときは根では吸水していますが、その時に十分な量の水を根から吸収できる状態だと「栄養生長」に傾きます。
反対に潅水量が不十分だと、植物はストレスを感じて「生殖生長」に傾きます。また植物に与えた総潅水量が同じであっても、潅水の頻度により効果は変わります。
晴天日の日中に多頻度の潅水をすると、植物が常に吸水できる環境となるので「栄養生長」に傾きます。
また、潅水の"開始する時刻"と"終了する時刻"によっても効果は変わります。日の出から日の入りまで長時間にわたり潅水すると「栄養生長」に傾き、潅水を午後早く終了した場合は、夜間の培地内ECが高くなるので「生殖生長」に傾きます。
潅水管理による栄養生長・生殖生長のコントロールって複雑ですが、簡単にいうと植物が「水を吸いたいなあ」と思ったときにいつでも吸収できる状態だと植物はストレスを感じないので「栄養生長」に傾き、「水を吸いたいなあ」と思ってもすぐに吸える状態でないと植物はストレスを感じて「生殖生長」に傾きます。

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