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『LayerXとミラティブのエンジニア出身経営チームが語るエンジニアが働きやすい開発組織とは』イベントレポート

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エンジニアにとって働きやすい組織とは、どんな組織なのか。この問いに答えるべく、LayerXとミラティブ両社のCXOが、それぞれの立場や事業内容から語るオンラインイベントが実施されました。当日はエンジニア出身の経営メンバーの視点だからこそ語れる、働きやすさについてのさまざまなエピソードが飛び交いました。本レポートでは、その一部を抜粋して掲載します。

登壇者プロフィール
・LayerX 代表取締役CEO 福島良典 @fukkyy
・LayerX 代表取締役CTO 松本勇気 @y_matsuwitter
・ミラティブCPO 大野知之
・ミラティブCTO 横手良太 @n0mimono
・モデレーター:ミラティブ代表取締役 赤川隼一 @jakaguwa
登壇者プロフィール詳細は こちら をご覧ください。

「エンジニア出身経営チームが語る、エンジニアが働きやすい開発組織」

パネルディスカッションでは、ミラティブCEOの赤川がモデレーターとなり、各社のCXOがエンジニアが働きやすい開発組織をテーマに語りました。組織づくりのポイントとその課題、経営とエンジニアリングの共通点など話題が広がったセッションの一部をお届けします。

エンジニアが働きやすい開発組織の要件と課題

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赤川「では、はじめにエンジニアが働きやすい組織の要件について、皆さんに聞きたいです」

福島「エンジニアが働きやすい組織にするためには、まずエンジニアがプロダクトのファネルの頂点……つまり、課題解決のためにどういった機能や施策が最適かを考えるところに関われることが大切だと思っています。あと、よくエンジニアが営業も経営もできるほうがいい、という意見を聞きますが、LayerXでは逆に各ポジションのメンバーがエンジニアの一部を担えるような組織づくりを意識しています」

松本「そこを補足すると、僕らの組織では使う言語や企業が進む方向を明示することを重視しています。LayerXでは5つのバリューを設け、それに紐付けた意思決定をする組織を作っているので、ポジションを問わず同じ言葉で、同じ課題について話し合える環境が築けています

LayerX行動指針

(LayerXの5つの行動指針)

赤川「ありがとうございます。ミラティブはどうでしょうか」

横手「ミラティブのプロダクトは、ライブ配信をしたりバックエンドの負荷が高かったりと技術的な制約が大きいので、エンジニア自身がその制約下で何ができるか、そして何ができないかをナチュラルに言える環境づくりを意識しています」

赤川「なるほど。ミラティブが組織づくりで重視している心理的安全性にもつながりますね。大野さんの意見も聞きたいです」

大野「僕はエンジニアが自分で考え、行動できる組織が望ましいと思っています。エンジニア自身が売上に貢献する意識をもって、サービス向上のためにやるべきことを追求できるように意識していますね」

赤川「では、次に組織づくりに伴う採用の課題について聞かせてください」

福島「課題は山ほどありますが、大きなものを挙げれば、プロダクトマーケットフィットの現状が候補者に伝わりづらいところでしょうか。

私たちはBtoBのサービスを提供していますが、取引先の業界や業種によって求められるサービスが大きく変化するため、顧客層が広がれば広がるほど新しい課題が出てきます。つまり、現在優秀なエンジニアが在籍していても、新たなエンジニアが求められる環境なんです。よく『LayerXにはすごいエンジニアがいるようなので、自分にできることはないのでは』と不安がる方がいますが、そこはご安心ください、と伝えたいです。

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また、サービス提供には各業界のドメイン知識が求められるのですが、そこをどのようにメンバーに浸透させていくかについては、正直まだ答えが見つけられていません。正直に言えばまだ組織として混沌としている状態なのですが、そこを解決するところから参画したい、むしろその解決にこそ力を注ぎたいという方を求めています

松本「福島が挙げた現状の伝わりづらさを作っている要因は、おそらく社内に暗黙知ができてしまっていることなんです。メンバー同士の阿吽の呼吸で生まれるスピード感はLayerXの強みでもありますが、一方で社外への発信については説明が足りていない側面もあるかと思います。セルフイメージと対外的なイメージのギャップを埋めるところが、今後の課題ですね」

横手「なるほど。ミラティブでは、候補者から“ライブサービスを提供している会社”としてひとくくりで見られてしまうことが課題です。『わかりあう願いをつなごう』というビジョンのもとSNS的な側面が強いサービスを提供していますが、一般的なライブ配信サービスをイメージされるとビジョンと事業の関連性が伝えづらいんです」

大野「Mirrativというプロダクトは、まだまだ荒削りな部分がたくさんあって、本来提供できるはずの価値を提供しきれていないと思っています。わかっている課題も多いのに、手が回らない。ですから、大きな可能性のあるサービスなんだ、そのサービスをより良く、おもしろくするチャンスなんだということを候補者さんに伝えていきたいです」

横手「あと、エンジニアは開発が仕事だろうという前提と、一方でエンジニア自身が組織やサービスの魅力を候補者に対して発信したほうが良いという現実のバランスにも、最近は悩んでいます。僕自身、こうしてイベントで話している時間があったら開発したほうがいいのか、という葛藤は常にありつつ、仲間づくりを優先して取り組んでいます感じています」

赤川「両社とも採用については課題が山積みということが伝わってきますね」

経営とエンジニアリング、組織づくりとプロダクト開発の共通点

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赤川「では、次に経営とエンジニアリングの共通点について聞きたいです」

松本「僕にとって、経営とエンジニアリングはほぼイコールです。どういう事業構造か、その中でどんな人材が機能してどんな影響をもたらすのか。それがどんな売上につながるのか。これらを分析して課題を見出す営みは、経営もプロダクト開発も同じだと思います」

横手「そうですね、ソフトウェアエンジニアリングは抽象的な形のないものを作っていくので、そのプロセスは経営と似ています。また、組織デザインとクラス設計も同じです。メッセージ・パッシングや、ある問題が他の問題にもたらす関連性について考えるとき、コミュニケーション設計とソフトウェアエンジニアリングには共通点が多いな、と感じます」

赤川「ミラティブのエンジニア採用はCTO自らがリードしていますが、採用にエンジニア的な視点をどのように生かしていますか?」

横手「採用もエンジニア的思考で進めています。タイムボックスを1週間で切ったり、レトロスペクティブを行ったり……スクラムになじみのある人にとって当たり前でも、HR担当者の中ではなかなかこういう進め方はしないかもしれません」

赤川「組織づくりとプロダクト開発の共通点については、どうでしょうか」

松本「組織づくりとプロダクト開発は表裏一体だと思っています。経営方針や事業構造を設計すると、それにしたがってチームができて、各チームが独立して働けるはずです。ですから、一年半後のプロダクトのあるべき姿から、それに必要な組織図を逆算して、採用に結びつけています」

大野「松本さんのお話に共感する一方で、ミラティブはユーザーさんの反応を見て改善していくことが非常に重要なサービスなので、プロダクトの中長期的な計画を固めづらい側面もあります。『将来的にこうしたい』という願望はもちつつも、ユーザーさんに応じて組織やプロダクトを変えていく柔軟性も重視しています

エンジニアが働きやすい会社は、優秀な人材が働きやすい会社

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赤川「ミラティブとLayerX、それぞれ企業としての特徴を教えてください」

横手「ミラティブは『わかりあう願いをつなごう』というミッションと向き合っています。このミッションを意識したプロダクト開発と組織づくりを徹底しているので、そこが強みであり、特徴だと思います」

(ミラティブ会社資料「採用候補者さまへの手紙」より)

松本「LayerXには“爆速開発文化”があります。ファクトと向き合い、大量のリリースをお客様に届けることで、お客様の課題解決を徹底しています。

そのぶん、過度にやりすぎないことも意識しています。かっこいいアーキテクチャを作りたいけど、そこは踏みとどまって最小限で効率的に結果を出す思考に切り替える。そういった顧客ファースト、スピード最優先の開発環境が特徴です」

福島「補足ですが、最近入社したメンバーにLayerXを選んだ理由を訊いたら、『エンジニアが顧客を主語にして話していたから』と答えてくれました。当たり前のことかもしれませんが、LayerXはお客様のために何ができるかを考えて開発するメンバーが集っている会社だと思います」

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赤川「最後に、今回のトークセッションを通じて感じた『エンジニアにとって働きやすい環境』を、それぞれ教えてください」

大野「会社として結果は重視すべきものなのですが、プロセスと結果は切り分けたほうがエンジニアは気持ちよく走りやすいだろうな、と思いました。一方で売上や対外的に伝える実績も重要ですから、僕はそこをうまく翻訳しつつ、現場の走りやすさを守っていきたいです」

横手「エンジニアが自信をもてる、自分の仕事がどんな影響をもたらしているのか感じられる組織が働きやすいと思います」

松本「僕は会社の意志や軸が明確になっている環境が何より大切だと思います。その環境があるからこそ、エンジニアは迷わず仕事ができます。エンジニアが良かれと思って働ける組織づくりを、これからも意識していきたいです」

福島「まとめになりますが、エンジニアが働きやすいのなら、きっとその会社はエンジニア以外も働きやすい組織なんですよね。徹底的なファクト主義の組織は、優秀な人材が働きやすい組織です。社内政治みたいな無駄なものがなく、自分自身の働きがしっかり評価される成果主義の組織。それが、エンジニアと、引いてはエンジニア以外の全社員が働きやすい組織なんだと思います」


エンジニアの働きやすさを追求し、それぞれ顧客と向き合って最善を目指すミラティブとLayerX。LayerXとミラティブ各社の詳細、採用について興味をもった方は、下記をご参照ください。

■LayerX
採用情報

LayerX Company Deck

■ミラティブ
採用候補者さまへの手紙

ミラティブエンジニア向け会社紹介資料/Engineer's Handbook


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