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食器を買ったのに、使うのがもったいない問題

『和の器も、洋の器も、気軽に使える普段の器も好き』のみさです。こちらのnoteでは、いつものごはんを器で整える楽しさ、器との出会いや、心惹かれた食器のことをお届けしています。


気に入って買った食器なのに、なぜかすぐに使えないことがあります。

お店で見たときは「これでごはんを食べたい」と思って買ったはずなのに、家に帰ると箱に入れたままになっている。

食器棚にしまっても、いざ使う場面になると、いつものお皿を手に取ってしまう。

せっかく買ったのに、使うのがもったいない。

そんな気持ちになることは、意外と多いのではないでしょうか。

今回は、食器を買ったのに使うのがもったいなくなる気持ちについて書いてみたいと思います。

大切にしたい気持ちは悪いことではありません。

ただ、使わないまま置いておくことで、その食器の出番をずっと先延ばしにしていることもあるのかもしれません。



気に入ったものほど、なぜか緊張する


普段使いの食器は、少しくらい気楽に扱えます。

洗うときも、食器棚に戻すときも、そこまで気を張らない。

けれど、少し高かった器や、ひと目で気に入って買った食器は、急に扱いが慎重になります。

割れたらどうしよう。

欠けたら嫌だな。

汚れが残ったら困るな。

そんなことを考えているうちに、使うタイミングを逃してしまうことがあります。

特別な日に使おうと思っているうちに、その特別な日がなかなか来ない。

来客のときに使おうと思っていても、実際には来客用の食器を出すほどの場面が少ない。

そうして気づけば、買ってから何ヶ月も経っていることもあります。

食器を大切にしたい気持ちは自然なものです。

でも、大切にすることと、使わずにしまい込むことは、少し違うのかもしれません。



使わないままだと、好きだった気持ちも薄れていく


食器は、買った瞬間が一番気持ちが高まっていることがあります。

お店で手に取ったときの印象や、これに何をのせようと考えた時間。

そのときの気持ちは、確かに自分の中にあります。

けれど、使わないまま時間が経つと、その熱が少しずつ冷めてしまっていることがあります。

あんなに気に入って買ったのに、だんだん食器棚の中の一枚になってしまう。

使う前から、もう少し距離ができてしまう。

これは少しもったいないことだと思います。

食器は、眺める楽しさもあります。

でも、やっぱり料理をのせたり、お茶を入れたりして初めてわかる良さもあります。

見た目は好きだけれど、意外と朝食に合う。

少し派手かなと思ったけれど、白いごはんや煮物をのせるとちょうどいい。

小さいと思っていたけれど、副菜を入れるのに便利だった。

そういうことは、使ってみないとわかりません。

買ったときの「好き」は、使うことで少しずつ自分の暮らしになじんでいくのだと思います。



最初の一回だけ、少しハードルが高い


新しい食器を使うときに、一番ハードルが高いのは最初の一回かもしれません。

一度使ってしまえば、次からは少し気楽になります。

反対に、最初の一回を先延ばしにすると、どんどん使う理由が必要になってしまいます。

今日は普通のごはんだから、まだ使わなくていいか。

汚したくないから、また今度にしよう。

もう少しちゃんとした料理を作った日に使おう。

そんなふうに考えていると、いつもの食器ばかりが出番になります。

でも、新しい食器を使う日だからといって、特別な料理を作らなくてもいいと思います。

いつもの卵焼きでもいいし、買ってきたお惣菜でもいい。

トーストをのせるだけでも、お茶を入れるだけでもいい。

むしろ、いつもの食事に使ってみるからこそ、その食器が自分の家に合うかどうかがわかります。

最初から完璧に使おうとすると、かえって出番が遠のきます。

まずは箱から出して使えるようにする。

一回、気楽な場面で使ってみる。

それくらいでちょうどいいのかもしれません。



使うことも、大切にすることの一つ


食器を大切にするというと、傷つけないようにしまっておくことを思い浮かべることがあります。

でも、暮らしの中で使うことも、大切にすることの一つだと思います。

何度も使って、洗って、食器棚に戻す。

その繰り返しの中で、その食器は少しずつ家の食器になっていきます。

もちろん、全部を普段使いにしなくてもいいと思います。

本当に特別な日に使いたい器があってもいい。

ただ、気に入って買ったのに「もったいない」だけで使えないままなら、一度だけでも食卓に出してみると、思っていたより気楽に使えることがあります。

いつもの料理をのせてみるだけで、「意外と出番が多そう」と気づくこともあります。

反対に、「これはやっぱり特別な日に使いたい」と思うこともあるかもしれません。

どちらにしても、実際に使ってみることで、自分の暮らしに合うかどうかが少し見えてきます。

食器は、しまっているだけでも場所を取ります。

でも、使えば食事の時間に少し変化をくれます。

同じ料理でも、器が変わると気分が少し変わることがあります。

それは大きな変化ではないけれど、日々の中では案外うれしいものです。

せっかく気に入って買った食器なら、いつかのためだけでなく、まずは一度、今日の食卓に出してみてもいいのかもしれません。

その一回が、買ったときの気持ちをもう一度思い出すきっかけになるように思います。

最後までお読みいただきありがとうございました


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