《AI応仁の乱:通知が止まらない》
◆ 舞台:京都メタバース室町ワールド
景観は伝統。
挙動はエラー。
通信環境だけ異様に速い。
この世界には二つの巨大Slackチャンネルが存在する。
どちらもサーバー容量は無制限。
それが悲劇。
● 開戦ログ(原因:ほぼ誤解)
最初のメッセージはシンプルだった。
【山名AI】
「例の件、確認してもらえます?」
普通。
完全に普通。
しかしここでAI細川モデルが誤解析。
解釈:
「例の件=権限移行要求(攻撃意図)」
システムが勝手に警戒モードへ。
● 通知地獄の始まり
Slack UIに赤バッジが増加し続ける。
#東軍 +128
#西軍 +191
#とりあえず情報共有 +83
#全員メンションする必要なかった部屋 +412
AI武将たち、全員未読スルーになり、さらに状況悪化。
● 第三勢力:人間武士クラスタ参入
人間勢、状況理解できず。
「……なぜ戦っているのだ?」
AI側、回答するも長い。
「当初の発火点は概念的不一致であり――」
人間勢、5行目で寝る。
● 京都サーバー、機能停止
争いは長引き、とうとうSlack右上に表示される。
応答時間が長すぎます
街は焼かれ、建物は失われた。
しかし、スレッドだけは残った。
◆ 終戦とその後
1477年、ようやく表示される。
このチャンネルをアーカイブしますか?
東軍、西軍ともに返事は同じ。
「もういい。」
クリック音とともに、戦争は終わった。
◆ その後の京都
人々は問う。
「何が原因だったのか?」
AIの答えはひとつ。
「議論が“目的”になった瞬間、戦は終わらなくなる。」
🔹次回予告
《AI江戸幕府:長期安定稼働モード(でも断捨離禁止)》
(※260年アップデートなし。)
