ミセリクでビジネスコンテストに挑戦します!中小企業診断士の無料相談で見えた次のフェーズ
こんにちは。ミセリクの橋本です。
普段は会社員としてUX/UIデザイナーをしていますが、副業でまちづくりプラットフォーム『ミセリク』を開発・運営しています。
大学時代の友人との再会
2月に大学時代の友人と久しぶりに会う機会がありました。
「実は副業でこんなサービスを作っていて…」とミセリクの話をしたところ、友人がこう教えてくれました。
それなら、中小企業診断士の無料相談を受けてみたら?各自治体の起業支援機関で受けられるよ。
中小企業診断士という存在は知っていたものの、私とは縁遠い世界の人だと思っていました。
「中小企業が銀行融資を受けるために事業計画書の作成を支援してくれたりする国家資格者」というイメージで、副業の個人事業主がカジュアルに相談できる相手だとは思っていなかったのです。
しかし、友人によると、起業を考えている人や個人事業主でも利用できる無料相談制度が、各自治体の経営支援機関に整備されているとのこと。
調べてみたところ、1時間の個別相談を無料で何度でも受けられることを知り、使わない手はないなと思いました。
中小企業診断士の無料相談
それから少し期間は空いてしまいましたが、4月の平日に有給休暇を取得し、最寄りの起業支援機関を訪問しました。
具体的に相談したのは以下のような内容です。
商店街への営業をどう進めるべきか
自治体ではなく民間の商店街組合に対して、どう価値を伝えるか
個人開発のプロダクトが商用として認められるために必要な要素は何か
事前にミセリクのWebサイトを一通りご覧いただいていたことでスムーズに話が進み、具体的なフィードバックを次々とくださいました。
いただいた5つの貴重なフィードバック
ミセリクの今後について、大きく5つの示唆をいただきました。
それぞれが中小企業支援の知見に基づいた具体的なアドバイスでした。
1. リクエストの質が重要
最初に、住民のリクエストに関して以下のコメントがありました。
「業務スーパーがほしい」等といった思いつきレベルのリクエストだと、事業者にとっての価値は未知数だと思います。
これは私自身も薄々感じていたところでした。
地図上にリクエストのピンが立っていても、それがふと思いついた一言なのか、それとも本気で困っているニーズなのかが、出店検討者には判別できません。
改善に向けた具体的なアイデアは出なかったものの、検討しなければならないこととして再認識しました。
今もリクエスト投稿時に理由や背景などを任意で入力する項目はありますが、できるだけ投稿のハードルを上げずに質を確保する仕組みを考える必要がありそうです。
2. 物件情報の事前告知価値
続いて、物件情報に関して以下のコメントをいただきました。
物件情報は「いま空いています」だけじゃなくて、「1ヶ月後に退去予定です」とか「3ヶ月後に契約満了です」みたいな事前情報があると、出店検討者が早めに計画を立てられて良いんですよ。
今のミセリクは、空き物件として登録された時点で出店検討者に届く仕組みですが、出店を検討している人にとっては空いた瞬間に動くのでは遅すぎる。
内装の準備、資金の調達、人員の確保。物件が空く前から動き始めて、空いた瞬間に入居できる状態を作る必要があります。
これを実現するには、物件オーナー側に「予定退去日」や「契約満了日」を入力してもらう仕組みが必要です。
私が居住用の賃貸物件を探す時も、退去予定の物件を含めて参照していたことを思い出し、物件を探す人の視点が欠けていたことに気付かされました。
3. 小規模商店街が狙い目
営業の進め方についてのアドバイスもいただきました。
複数の商店街を束ねる商店街組合だと意思決定に時間がかかるんですよね。たとえば団地内の商店街など、1つの商店街だけで構成される組合が狙い目だと思います。
これは、商店街への営業戦略を考え直すきっかけになりました。
確かに意思決定者が少ないところほど話が早いと思われるので、まずは小規模な単一商店街からアプローチしていこうと思いました。
4. 商品リクエストの可能性
次はミセリクの新しい使い方の提案でした。
「こんなお店がほしい」だけじゃなくて、「こんな商品がほしい」というニーズも出せると、既存店の仕入れの参考にもなりますよね。スーパーの「お客様の声」のオープン版のような可能性もあるかもしれません。
ミセリクは「新しいお店を呼びたい」という文脈で設計してきましたが、既存店に対して「もっとこういう商品を扱ってほしい」という声を集める機能としても使える可能性がある、という指摘です。
確かに、既に店舗が充実していて空き店舗が出ない地域でも、既存店の品揃えに不満を持っている住民はいるはずです。
「近所のスーパーにもっと無農薬野菜を置いてほしい」「ドラッグストアに介護用品を置いてほしい」など、出店ではなく仕入れ・品揃えへのリクエストは、既存店の経営者にとっても貴重なデータになると思いました。
ミセリクの可能性を広げてくれるアドバイスでした。
5. シェアレストランの参考事例
最後に、近い分野の参考事例としてシェアレストランの話もいただきました。
シェアレストランは、1つの店舗スペースを時間帯ごとに複数の事業者で共有するサービスです。たとえば昼はカフェ、夜はバーというように、同じ物件を時間帯で分けて運営する。
1人で店舗を持つには資金が足りない人や、副業で飲食をやりたい人などの受け皿として、最近少しずつ広がっています。
これは「空き店舗 × 出店希望者」のマッチングという、まさにミセリクが扱っている領域の隣接事例です。
シェアという中間形態も含めて物件と出店者を結ぶことができれば、店舗の活用パターンがさらに広がります。
ミセリクの将来的な連携先や参考設計として、頭に入れておくことになりました。
商店街の方に手渡しできるA4チラシ
相談の終わり際に、もう一つ実用的なアドバイスをいただきました。
商店街の方に手渡しできる一枚物のチラシがあると、口頭で説明しなくても伝わるので便利ですよ。
名刺だけだとミセリクの特長が伝わらないし、ノートPCを開いてデモする時間を取ってもらうのもハードルが高い。
一枚で概要が伝えられる紙があれば、商店街の役員の方に渡しておいて、後で見てもらえる。
以前から必要だと思っていたものの後回しになっていましたが、帰宅してすぐにA4チラシを作りました。

その後、起業支援機関の担当者に「機会があれば商店街の方に渡していただけませんか?」とメールでお願いしました。
チラシが完成したことで、今後私が直接訪問しなくても種をまける状態になりました。
ビジネスコンテストへの挑戦
中小企業診断士相談の中で、最も有益だと思ったのはビジネスコンテストに関する情報でした。
ビジネスコンテストに応募してみたらどうですか?実績や知名度が乏しい状態で営業しても良い反応は得づらいので、コンテスト出場で認知してもらうのは良い方法だと思いますよ。
ビジネスコンテストというと華やかなイメージが先行していて、私には縁がないと思っていましたが、お話を伺って応募してみたいと思いました。
ミセリクとして応募する意義は以下の4点です。
事業主・自治体関係者への認知獲得
実績のない状態で実証実験を打診しても、相手にとってはリスクが高い。コンテスト出場で第三者の評価を得ることで、最初の接点を作りやすくする。審査員からの第三者フィードバック
普段は私一人で意思決定しているプロダクトに対して、複数の専門家からの視点をまとめて得られる。同じ立場の起業家とのつながり
コンテストの場で出会う他の応募者は同じ事業立ち上げ期のチャレンジャーのため、横のつながりが生まれる可能性がある。応募準備そのものが事業整理になる
限られた文字数や時間で事業の本質を伝えるための準備が、自分自身の事業理解を深める。
現在、応募締切に向けて準備を進めています。
結果がどうなるかはわかりませんが、応募する過程で得られる学びやつながりが、次のフェーズへの大きな一歩になると思っています。
コンテストについては、応募完了後に別記事で皆さんに報告できればと思います。
人とのつながりの重要性
ここまで書いてきて改めて気付くのは、営業活動も結局は人とのつながりから生まれているということです。
地域おこし協力隊全国サミットで名刺を配ったこと
全国サミットで名刺交換した方が主催するイベントに参加したこと
友人との再会で中小企業診断士無料相談の存在を教えてもらったこと
中小企業診断士の無料相談で5つのフィードバックをいただいたこと
そこからチラシ作成、商店街へ届けるための準備、ビジネスコンテストへの挑戦準備につながったこと
一つひとつの行動が、次の行動を呼んでいます。
人見知りな性格のため、営業には苦手意識を持ってしまいがちですが、勇気を出してやってみると道は開ける。
そして道を開いてくれるのは、いつも周りの方々の善意や偶然の出会いです。
今後は地方部のまちづくり関係者の方々との連携を継続しつつ、都市部の商店街へ届けるための準備も並行して進めていきます。
おわりに
私の夢の実現には、皆さんの協力が欠かせません。
もし「面白そうだな」「応援してみようかな」と思っていただけたら、以下の形で関わっていただけると本当に嬉しいです。
地域おこし協力隊・自治体関係者の皆様へ
空き家対策や賑わい創出の現場で、ミセリクを実験的に使ってみませんか?
「住民の声」というデータを武器に、地主さんへの説得やテナント誘致をサポートさせていただきます。
商店街関係者・不動産事業者・出店検討者の皆様へ
「決まらない物件」や「出店場所探し」に、ミセリクのデータを活用してください。
商店街の活性化や空き店舗対策にミセリクをご活用いただけそうでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。現在、無料モニターを募集中です。
住民の皆様へ
無料・匿名で利用できますので、あなたの街の「ほしい!」を教えてください。その1つのピンが、街を動かすきっかけになります。
応援してくださる皆様へ
この記事のシェアや「スキ」が、個人の限界を超えるための大きな力になります。
また、もしお知り合いに不動産屋さんやお店を開きたい人、商店街の役員の方がいたら、「こんなサービスがあるよ」と声をかけていただけると有難いです。
これからもミセリクをよろしくお願いいたします!
