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偏愛音楽。 Good Vibes.

偏愛音楽の41回目は、ヴィブラフォンを中心にしたアルバムをセレクトしました。僕はこの楽器のクールで幻想的な音色が大好きなのです。

これがヴィブラフォンである。

ところでヴィブラフォンという楽器を正確にご存知でしょうか?僕はちゃんと説明できなかったので、ChatGPTに聞いてみました。

ヴィブラフォン(vibraphone)は、鍵盤打楽器の一種で、見た目はマリンバやシロフォンに似ていますが、独自の特徴を持っています。以下に詳しく説明します。

⚪️ヴィブラフォンの特徴
1. 構造
• 金属製(主にアルミニウム)のバー(音板)が並んでおり、マレット(ばち)で叩いて音を出します。
• 各音板の下には「共鳴管(レゾネーター)」があり、音を増幅する役割を果たしています。
2. ビブラート効果
• 共鳴管の中に「ローター(羽根車)」が取り付けられており、これがモーターによって回転します。ローターが回転することで音の強弱が周期的に変化し、「ビブラート(揺れるような音)」が生まれます。これがヴィブラフォン最大の特徴です。
3. ペダル機構
• ピアノのようなダンパーペダルがあり、これを使って音を持続させたり止めたりできます。ペダルを踏んでいる間は音が響き、離すと音が止まります。

こういう構造があるからこそ独特のクールな音色が生まれるわけです。この暑い季節、せめて耳からだけでも涼しさを感じたい。ということで、今回はクールなヴィブラフォンの音色が聴けるアルバムをセレクトしました。といっても演奏自体は結構熱いものもあります。そしてMilt JacksonやLlionel Hamptonなど、ジャズの大御所のアルバムは僕個人としては偏愛の対象ではないのでは敢えて外しています。また日本を代表するヴィブラフォン奏者、Masayoshi Fujitaさんのアルバムは以前こちらで紹介しているので今回は外しました、

今回も10枚のアルバムを選びました。各アルバムから2曲ずつ選んだプレイリストを付しています。また各々に簡単なコメントもつけてありますのでよろしければご覧になってください。

*現在までの「偏愛音楽。」はこちらのマガジンでご覧いただけます。
*見出し写真はGrokで作った「おしゃれなヴィブラフォンの写真」です。いい感じじゃない?




Bobby Paunetto - El Sonido Moderno

Bobby Paunetto(ボビー・パウネット)が1967年にFaniaからリリースした、ラテン・ジャズの名盤 。Bobby Paunetto自身によるオリジナル曲を中心に、ラテンのリズムとジャズの感覚を融合させたアレンジが素晴らしい。ダンサブルなラテンからジャズ的なインプロビゼーションまで、クールにしてホットなヴィブラフォン奏者としての音楽性が発揮されたアルバムです。


Breno Sauer Quarteto - 4 No Sucesso

1966年にリリースされた、ブラジルのヴィブラフォン奏者、Breno Sauer  (ブレノ・ザウアー)のカルテットによるアルバムです。メンバーはBreno Sauer (ヴィブラフォン)、Portinho(ドラム)、Adão(ピアノ)、Erni(ベース)。ボサノヴァ、サンバ、そしてラテンジャズの要素を融合した、この時代的なポップでクールなアルバムです。


Cal Tjader - The Prophet

Cal Tjader(カル・ジェイダー)の1967年にリリースされたアルバムです。Cal Tjaderがのヴィヴラフォンを中心に、ラテン・ジャズとモーダル・ジャズ、さらにサイケデリックな要素を融合させた、ちょっと実験的な時期の作品。Skye Recordsの作品なので、アーティスティックな自由度が高く、実験性やクロスオーバーした感覚が伺えます。


Dave Pike Set - Noisy Silence - Gentle Noise

Dave Pike Setの1969年作。ジャズ的な即興性にロック/ファンク、さらにはワール・ワイドなアプローチを融合しています 。特にVolker Kriegelのシタールやエレキギターが、モーダル/ハードバップな感覚と交わって、全体にサイケデリックな色彩を加えています。ヴィブラフォンとギターを軸にしたクロスオーバー/サイケデリック・ジャズの名盤です。


Garôto - Garôto + Sexteto

本作は「Garôto + Sextet」の1966年のアルバムで、あのショーロ界の名ギタリストとは別人(だってGarotoは1955年に亡くなっているし)です。こちらは本名Altivo Penteadoというブラジルのヴィブラフォン奏者。本作はヴィブラフォンによるラウンジーなジャズサンバ。曲はボッサ〜サンバ・クラシックス中心に、涼しげな音色が心地よいアルバムです。


Gary Burton - The New Quartet

Gary Burton(ゲイリー・バートン)が1973年にECMに残したアルバムです。ヴィブラフォン、ギター、ベース、ドラムの編成によるGary Burtonの新カルテットによる革新的な作品。エネルギッシュでいて繊細なインプロビゼーション、ベース&ドラムによるぶ厚いリズム。フュージョン寄りのサウンドですが、メロディアスでリズム感に富んだ演奏にインパクトを感じます。


Johnny Lytle - People & Love

ヴィブラフォン奏者Johnny Lytle(ジョニー・ライトル)の1972年のアルバム。人元ボクサーという経歴なのですが、音楽の内容はもちろん関係ありません。基本的にジャズだけど、ソウルフルでファンキー。彼のヴィブラフォンがその熱をチルアウトするようでで気持ち良いです。独特のスピリチュアルでかつメロウな音を産み出していて、メチャクチャかっこいいですね。


The Mike Mainieri Quartet - Insight

Mike Mainieri(マイク・マエニエリ)率いるヴィブラフォン・カルテットの1968年のアルバム。ポスト・バップにソウル/ファンクのエッセンスを加えた傑作。Joe Beckのギターが響く中、洗練されたセッションが展開し、ジャズ・ファンだけでない、広いリスナーに受け入れられる内容。Mike Mainieriのヴィブラフォンの柔らかく色彩豊かな音色が涼しげで心地よい。


Roy Ayers - Virgo Vibes

1967年にリリースされたRoy Ayers(ロイ・エアーズ)のアルバム。ハードバップ的で、エネルギッシュなジャズですが、後の彼らしいメロウネスも漂います。Joe Henderson、Herbie Hancockなどが参加。プロデューサーはHerbie Mann。ラテンやブラジル音楽のエッセンスを混えつつクールでファンキーな、若き日のRoy Ayersの魅力に溢れるアルバムです。


Billy Wooten - Lost Tapes

鍵盤奏者Billy Wooden(ビリー・ウッテン)の1972年〜1980年の未発表音源を、ライブ録音含めてリリースされた作品です。ソウル系の楽曲を中心に、ジャズ、ソウル、ファンクを内包した、クールでいて熱気のある演奏です。Billy Wootenのヴィブラフォン奏者としての魅力を凝縮した、貴重な発掘音源。ライヴの臨場感と豊かなサウンドがクールでありながら興奮もの。