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『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第30話「死の魔術」

 ドラキュラ城を襲う魔物たちと戦うアルカードとグレタ。サンジェルマンは犠牲となった人々の魂を集め、無限回廊を開こうとしていた。一方、トゥルゴヴィシュテの地下宮殿では、トレバーはザンフィルの犠牲で辛うじてラッコを倒す。しかしヴァーニーは魔法の鏡でドラキュラ城に消えるのだった。

作品のまとめ記事はこちら。

 本作も残すところあと3話、今回はトレバー&サイファサイド、アルカードサイドの双方で激闘が繰り広げられます。
 ドラキュラ城の方では、ドラガン率いる魔物の軍勢が城の難民に襲いかかりますが、本作名物の武装中世市民の皆さんは懸命に反撃。文字通り一矢報いるも、やはり多大な犠牲が生じます。そこに駆けつけたアルカードは、ゲームのジャンルが違うような無双ぶりを見せ(よく見ると敵の中に蝶の部下がいるのが面白い)、グレタも剣とハンマーの二刀流で奮戦しますが、ついに参戦したゲーゴスが猛威を振るい、城内に撤退を余儀なくされます。

 そこで二人が気付いたのは、赤い光の群れが城内に消えていく姿。これこそはかつてリンデンフェルドで修道院長が行った儀式と同様のもの――サンジェルマンはアルカードの子供部屋に人々の魂を集め、無限回廊を開こうとしていたのです。
 駆けつけたアルカードとグレタの前で、自分は大いなる業(マグヌム・オプス)を行っていると高らかに宣言するサンジェルマン。彼はかつてドラキュラが討たれたこの場所で無限回廊を開くことにより、ドラキュラとリサの魂を地獄から引き上げ、それを両性具有の人造人間・レビスに宿すことで無限回廊を制御しようとしていると語ります。

 どうやら、前回ゲーゴスが引く馬車の中で吸血鬼たちが作っていたのがレビスだったようですが、なぜレビスの指に服従の指輪が――と思いきや、今回サンジェルマンが同じ指輪をはめていたのを見ると、この力を用いて両者は繋がっているのでしょう。
 突然わけのわからないことを言い出すサンジェルマンに戸惑うアルカードとグレタですが、サンジェルマンの張った結界は強固すぎて破れず、そして一度は閉じた城門が破られようとしていたことから、彼を放って戻ることを余儀なくされます。

 そして破られた城門からゲーゴスが入り込み、まさに必殺の火炎を吐こうとした瞬間、駆けつけたアルカードがスタイリッシュに投じたアルカードソードがゲーゴスの口を縫い留めたか、行き場のなくなった火炎は体内で大爆発!(ゲームと異なりゲーゴスが口から吐くのは極太ビームではなく火炎放射なのがちょっと残念でしたが、この展開のため?)
 ボスキャラは倒したものの、アルカードソードは手放してしまった状態で、アルカードたちの戦いは続きます。



 そしてトゥルゴヴィシュテの地下宮殿でも、ラッコの軍勢がなだれ込み、難民たちを相手に虐殺が始まります。その場に居合わせたトレバーたちはもちろん応戦しますが、トレバーは自称過去300年で最強の吸血鬼であるラッコの大剣による猛攻を防ぐのが精一杯(そもそも吸血鬼相手に真っ正面から打ち合うだけでもすごい)。
 一方、サイファの方は相変わらず雑魚キラーぶりを発揮。得意の火の魔法だけでなく、宮殿内を流れる聖水を浮かせて飛ばしたり、久々の雷の魔法を使ったりと大暴れです。

 しかしそれでも劣勢は否めません。身体中を切り裂かれてダウンしたところをモブ魔物たちに押さえつけられて薄い本みたいな有り様になったトレバー。そこに止めの一撃を振り下ろそうとしたラッコですが――それを突き飛ばしたのは、それまで逃げ惑っていた子連れの難民の母親でした。
 もちろんラッコは虚を突かれて動きを止めただけですが、彼が怒らないはずがありません。自分の行動に呆然とする呆然とする母親に向けられた刃が振り下ろされようとした時、それを身を持って受け止めたのはザンフィアでした。それまでの王家への妄念めいた忠誠心は消え、民のために生き、民のために死ぬ覚悟を決めた女騎士の最期の力はラッコの動きを止めます。
 そしてザンフィアの想いに応えるように力を振り絞ったトレバーは、前回拾った変形十字剣で魔物たちを振り払い、一転攻勢で倒れ伏したラッコの心臓に深々と突き刺すのでした。

 そんな死闘を尻目に宮殿の奥に潜り込んだヴァーニーは、ミイラ化した王と王妃の後ろに巨大な魔法の鏡を発見、そこからドラキュラ城に転移します。そしてトレバーとサイファもその後を追って鏡の中へ――いよいよドラキュラ城に再び主人公三人が集結し、最後の戦いが始まるというところで次回に続きます。


作品のまとめ記事はこちら。


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