旅行vlogのURLを貼っただけで、京都の「行きたい場所」が14件マップになった話
旅行vlogを見て「うわ、ここ行きたい」と思った店。
結局、行けてますか?
去年わたしは、京都旅行の前に京都グルメのvlogを片っ端から見て、行きたい店を15軒くらいスクショしました。で、実際に行けたのは2軒。残りは「あとで調べよう」のまま、旅が終わりました。
この「見て満足して、忘れる」をなくしたくて、いま旅アプリを作っています。やることはひとつだけ——旅行vlogのURLを貼る。それだけで、AIが動画の中の「行きたい場所」を全部抜き出して、Googleマップにまとめてくれる。
今日はその実演を、まるごと公開します。京都に行く予定がある人は、この記事を保存して、そのまま"行きたいリスト"として使ってください。(あなたの推しvlogでも同じことができます。やり方は最後に書きます)
■ 実演:京都グルメvlog 1本 → 「行きたい場所」14件
使ったのは、19分ほどの京都グルメvlog。URLを貼って、待つこと数十秒。AIが拾い出した「行きたい場所」が、カテゴリと確信度つきで14件。実際の出力がこれです(人が選んだ"まとめ"ではなく、動画から自動抽出した生の結果):
<行きたい店(グルメ・カフェ)8件>
・漬け野菜 isoism(京漬物ダイニング)
・京洋食 まつもと(老舗の洋食)
・ますや(昭和レトロな町洋食)
・walden woods kyoto(真っ白なカフェ)
・ラオス料理タマサート(今年オープンの珍しいラオス料理)
・僧伽小野 京都新町別邸(ホテル内の京料理)
・CLASSLOBE(フルーツパフェのカフェ)
・すがり(看板のないモツつけ麺)
<名所・ホテル 2件>
・京都タワー / 三井ガーデンホテル 京都新町別邸
<駅(位置の目印として自動で拾われる)4件>
・京都駅 / 地下鉄四条駅 / 五条駅 / 四条駅
駅まで拾うのはご愛敬。でも実はルートの起点になるので、地味に便利だったりします。
ここで注目してほしいのが、14件すべて実在したこと。しかも「ラオス料理タマサート」は今年オープンしたばかりの珍しいお店です。"動画で名前が出ただけのマイナーな新店"まで正確に拾えるか——ここがこのアプリの肝で、今回はちゃんと当ててくれました。
この14件が、数秒後にはGoogleマップ上のピンになります。「どこ行く?」をいちいち調べ直す作業が、まるごと消えました。
(この記事のいちばん上の画像が、実際のAIの抽出結果です。各店に「Google Mapsで開く」「保存」がワンタップで並びます)
■ 京都だけじゃありません
同じことを、別の旅でも試しました。どれもvlog 1本のURLを貼っただけです。
・金沢(16分のvlog)→ 15件:金沢駅 / 21世紀美術館 / 兼六園 / ひがし茶屋街 / もりもり寿し …
・温泉・草津 → 湯畑・温泉門ほか、別府 → 鬼石坊主地獄ほか
・韓国ソウル(日帰りvlog)→ 14件:明洞 / OLIVE YOUNG / KAKAO FRIENDS …(海外旅行でも動きます)
グルメでも、名所でも、温泉でも、海外でも。「動画で見て行きたくなった場所」を、調べ直さずにそのまま持ち出せる——それが作りたかったものです。
■ やり方(あなたのvlogでもできます)
難しい設定はありません。
行きたくなった旅行vlogのURLをコピー
アプリに貼る
数秒待つ → 行きたい場所がマップになる
これだけです。「計画」という作業を、限りなくゼロに近づけたい。行きたいと思った、その瞬間の熱量のまま旅に出られるように。
■ 正直なところ(開発の裏側)
きれいな話だけではありません。いちばん手こずっているのは、AIの精度です。
同じ店なのに表記が揺れて別物と判定されたり、ごくたまに、動画に出てこない店をAIが言い出したり。旅アプリで「実在しない店」を案内したら致命的なので、いま僕がいちばん時間をかけているのが、この精度を上げることです。派手じゃないけど、ここを愚直にやるのが結局いちばんの信頼につながると思っています。(今回の14件は全部実在でしたが、油断はしていません)
ちなみに、このvlog 1本の解析コストは ¥12.85。内訳はAI(Gemini)が ¥10.85、サーバーが ¥2.0 ほど。こういう数字も公開しながら作っています。
■ 6/30に、β版を公開します
「vlog見て行きたいと思った場所、結局行けてない」。少しでも心当たりがあれば、先に試してもらえたら嬉しいです。順番待ち登録はこちらから。
この記事が役に立ったら、保存しておいて次の旅で使ってください。同じく"あとで調べよ"で忘れがちな友だちがいたら、シェアしてもらえると励みになります。
開発の様子も、このnoteで発信していきます。よかったら、ときどき覗きにきてください。
