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kyo_2020
柔らかなミツバチ│詩
シロツメクサの小さな小さな花の芯
その一つひとつに顔を埋めていく
少し慌てん坊なミツバチの姿が愛おしい
あの子が小さかったころ
ジャングルジムの格子一つひとつから
バァ、と
おかしな顔をだして
遊んでいた姿を思い出す
小さなミツバチは
小さな羽でしっかり空を舞っている
どんなに低くても
確かに空を飛んでいて
あの子にはできないことを
事も無げにできる小さなミツバチは
違う世界の住人のよう
ただ
ころころとした姿の柔らかさが
記憶の中の我が子と重なり
心のどこかがふわりとする
ミツバチが描く八の字の下に
幸せの四葉はあるのかな
優しい風が頬をなでると
あの子は迷いもなく旅立っていった
僕の心に優しさを残して
2024/7/14
