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【十字架の道行】フランツ・リストのピアノ曲紹介

この記事では十字架の道行を紹介します。


十字架の道行 S.504a

リストの宗教音楽の傑作。1878年から1879年にかけて作られた。無調の部分がありかなり先進的な作品で、生前は周りに理解されず出版も演奏も拒否された。しかし近年、再評価の兆しあり。合唱とピアノ伴奏、合唱とオルガン伴奏などさまざまな稿があり、ピアノ独奏稿は1980年の新リスト全集により初めて出版される。しかしこのピアノ独奏はまだまだ認知されていない。グレゴリオ聖歌やコラールなどからの引用あり。
あまり演奏される曲ではないが、奏者のラインベルト・デ・レーウはなんとこの曲を三たび録音している(ピアノ独奏1回、合唱のピアノ伴奏2回)。まさに献身的と言える。 

序曲 王の御旗


第1留 イエス、死刑の宣告を受ける


第2留 イエス、十字架を担わされる


第3留 イエス、はじめて倒れる


第4留 イエス、聖母に会う


第5留 イエス、クレネ人シモンの助力を受ける


第6留 聖ヴェロニカ


第7留 イエス、ふたたび倒れる


第8留 エルサレムの女たち


第9留 イエス、三たび倒れる


第10留 イエス、衣をはがされる


第11留 イエス、十字架に釘付けにされる


第12留 イエス、十字架の上に死す


第13留 イエス、十字架より降ろされる


第14留 イエス、墓に葬られる




【関連作品】

王の御旗はひるがえり S.185

ウェナンティウス・フォルトゥナトゥスの聖歌より。変奏曲形式。1978年まで出版されず。後に「十字架の道行」の序曲「王の御旗」で同主題が使用されるが、その曲と比較するとこちらは精気に溢れている。
演奏はアルフレート・ブレンデル。


コラール集 S.506a

ルター派教会の讃美歌や聖歌を基にしているコラールのピアノ独奏稿。1878年から1879年にかけて作られた。公の場で弾くことを目的としていない編曲。新リスト全集により1980年に初めて出版される。

第6曲 血潮したたる主の御頭 S.506a/6

十字架の道行の第6留にて引用される。


第8曲 いたましなげかし S.506a/8

十字架の道行の第12留にて引用される。


第9曲 王の御旗 S.506a/9

十字架の道行の序曲と同じテーマの曲。



● 楽譜紹介

新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています

・十字架の道行 S.504a
・コラール集 S.506a
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・王の御旗は翻り S.185
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それではみなさま良い一日を



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