【ベートーヴェン作品編曲】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事では様々なベートーヴェン作品の編曲を紹介します。
ベートーヴェンの大七重奏曲 S.465
ベートーヴェンの交響曲のリスト編曲と同様、ベートーヴェンの「七重奏曲 Op.20」のリストによるピアノスコア(トランスクリプション)。1841年作。
演奏はフェレンツ・ケレク。
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
第5楽章
第6楽章
ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の動機による幻想曲 S.122
ベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」を素材として用いたピアノと管弦楽のための作品。1837年頃作り始め、改訂を経て1855年に完成。当ピアノ協奏稿のほかにピアノ独奏稿や2台ピアノ稿もあり、それら全てニコライ・ルビンシテインへ献呈された。使用されている「トルコ行進曲」が特に有名。
演奏はミシェル・ベロフ独奏、クルト・マズア指揮によるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
「アテネの廃墟」の動機による幻想曲 (ベートーヴェン) S.389
ベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」の「回教僧の合唱」、「行進曲と合唱」と「トルコ行進曲」を基にした幻想曲。元々はピアノ協奏稿が先に作られ、そのピアノ独奏編曲。およそ1852年に作られた。
演奏はジョセフ・ヴィラ。
「アテネの廃墟」の動機によるトルコ風奇想曲 (ベートーヴェン) S.388
前半部は下記「アテネの廃墟のトルコ行進曲 S.388a」と全く同一なのでその延長稿とも言える。「トルコ行進曲」と「回教僧の合唱」を使用している。1846年作。タイトルは「トルコ風カプリッチョ」とも。
演奏はユ・ヨンウク。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番 第1楽章へのカデンツァ S.389a
ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲 第3番 Op.37」の第1楽章へリストが書いたカデンツァ。1879年作。リストによる同曲の2台ピアノ用編曲もあるが、そちらにも同じカデンツァを採用している。
演奏はシプリアン・カツァリス。
【関連作品】
「アテネの廃墟」の動機による幻想曲 〔第1稿〕 (ベートーヴェン) S.388b
ベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」の主題による作品のピアノ独奏稿の初稿。この初稿は新リスト全集にて初めて出版される。第2稿は劇付随音楽の複数の主題を使用しているのに対し、この稿はひとつの主題しか使用していない(「行進曲と合唱」の主題)。およそ1837年作。
「アテネの廃墟」のトルコ行進曲 (ベートーヴェン) S.388a
コツェブーの戯曲「アテネの廃墟」へのベートーヴェンによる劇付随音楽より。その中の「トルコ行進曲」はアントン・ルビンシテインによるピアノ編曲が有名だが、このリストの編曲はあまり知られていない。上記「アテネの廃墟の動機によるトルコ風奇想曲 S.388」の前半部と全く同一。1846年作。
ペトリによるアテネの廃墟幻想曲
ブゾーニの高弟エゴン・ペトリによるこの曲の史上初の録音(1938年)。個人的には最高の名演だと思っています。共演はレスリー・ヒュワード指揮によるロンドン・フィルハーモニー管弦楽団。
ちなみにブゾーニ本人による独奏稿のピアノロール録音もあり。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・ベートーヴェンの大七重奏曲 S.465
※ 楽天リンクはこちら
・「アテネの廃墟」の動機による幻想曲 (ベートーヴェン) S.389
・「アテネの廃墟」の動機による幻想曲 〔第1稿〕 (ベートーヴェン) S.388b
・「アテネの廃墟」の動機によるトルコ風奇想曲 (ベートーヴェン) S.388
※ 楽天リンクはこちら
それではみなさま良い一日を
