🐾「わが家の猫」~公園で出会った奇跡の子猫、ロン~
2025年6月8日、朝7時ごろ。
窓の外から「ミャアミャア」という鳴き声が聞こえた。
叔父が、「猫がいる!」と叫びながら、外に飛び出した。私もあとを追った。
道路に小さな猫の姿があった。
叔父が抱きかかえたその子猫は、体がガリガリに痩せていて、目ヤニと鼻水で、お顔がぐちゃぐちゃの状態…。
おそらく、何日も何も食べられなかったのだろう。
小さな体でがんばった診察
その日の朝9時、動物病院へ向かった。
営業開始前から混んでいたので、1時間ほど待つことに。その間、子猫は静かに眠っていた。
診察の結果、
・体重200g台(痩せすぎ)
・風邪をひいている
・ノミが多数
・性別はメス
ということがわかった。
駆除薬と14日分の風邪薬をもらった。
「ワクチンは栄養がついてからにしましょう」と先生から言われた。
看護師さんがやさしく微笑みながら、
「三匹目の猫ちゃんですね。
名前は次回、教えてくださいね」
と言ってくださり、心が少しあたたかくなった。

食事、睡眠。少しずつ元気に
家に帰って、ごはんをあげると、目を丸くしてガツガツと食べ始めた。お腹がすいていたのだろう。
午後からは、食べて寝て、食べて寝てのくり返し。
夜になると少し元気が出てきて、叔父の肩や頭の上をぐるぐる走り回っていた。

翌日には遊びも覚え、爪とぎに夢中。
ごはんに混ぜた薬は嫌がったが、ミルクに混ぜるとペロペロ舐めてくれた。
数日後には体重が766gまで増え、目もぱっちり開いてきて、かわいい顔立ちが見えてきた。
「こんなに可愛い子を、
どうして捨てたのだろう」
と思わずつぶやいた。

名前は「ロン」に決定
6月10日、名前を「ロン」に決めた。
昔飼っていた猫に模様が似ていたこと、
そして、「ナナ」「みいちゃん」「チャッピー」など他の名前を呼んでも無反応だったのに、「ロン」と呼ぶとピクリと反応したのが理由。
少しずつ、家族になる
ロンが来てから、先住猫たちは大騒ぎ。
にゃんたは「シャーシャーウーウー」と警戒モードだし、こてつは叔父の部屋にしばらく引きこもってしまった。
でも、少しずつ変化があった。
こてつはロンに興味を持ち、追いかけっこをするように。
遊ぶ姿を見守ることも増え、まるでお兄ちゃんを通り越して“親”のようだ。
ゲージの中で寂しく鳴くロンを落ち着かせてくれることもあった。
にゃんたも、時間をかけて受け入れはじめ、ロンが近づいても逃げなくなった。
ゆっくりと家族の一員になっていく。
小さな命がくれたもの
6月22日、再び病院へ。
薬をきちんと飲み切り、ワクチンと寄生虫予防も完了。
先生に「もう大丈夫ですよ」と言われたときは、本当に安心した。
ロンが来てから、にゃんたもこてつも穏やかになり、家の中が明るくなった気がする。
毎日がにぎやかで、笑うことが増えた。
私自身、朝寝坊もしなくなり、生活にもハリが出てきた。
小さな命が運んできたのは、
“幸せ”そのもの。
猫は、ただのペットではない。私にとって、大切な家族であり、生きる力の源だ。
これからも、精一杯の愛情を注いでいこう。うちに来てくれて本当にありがとう、ロン。

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