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抱っこで寝てくれない…積み上げたスキルが無効化した日からの学び

娘が生まれてまもない頃、
抱っこで寝かしつけることに自然と自信がついてきた。
「これは、自分の得意分野かもしれない」と思えた。

生後1ヵ月頃までは、ゆっくりと、揺り動かしたり、トントンと軽く叩いたりするだけで、すぐに眠っていた。

妻が体調を崩した時期があり、授乳以外の寝かしつけを担当することになった。抱っこで寝かしつける機会が増え、私のスキルは日々レベルアップしていった。


娘は成長するにつれて、さまざまな理由で泣くようになった。
何かを見て反応するようになり、空腹で泣いたり、眠れなくて泣いたり——。

どんな状況でも、工夫を凝らして落ち着かせて、眠らせていた。

泣いている理由よりも、先に眠りを選んでしまうような、
そんな心地よい抱っこで寝かしつけよう。

寝かしつけのテーマを独自に考案した。
日々、独学で試行錯誤を重ねた。

・揺れ方のバリエーションを増やし、縦揺れと横揺れを組み合わせた。

・体の揺れに加えて、腕の揺れやねじりの揺れを試してみた。

・頭と体の揺れのタイミングをずらして不規則な揺れを作った。車やベビーカーの揺れのような不規則な揺れの心地よさを再現しようと試みた。

・お腹にほんの少し圧力を加えたり、頭を少し持ち上げて、目を閉じやすくした。

・泣き止まないときは、耳元で「シャワシャワ・・・」と言ってみる。ビニール袋をこするような音を意識した。

・顔を見ながらだと「見られている・・・!」と目が覚めてしまうことに気付いたので、そっぽを向いておく。

・手を握りながら抱っこして、手の力の弱さで寝落ちを感じ取り、揺れを調整する。


試して、失敗して、また試して。その繰り返しで、少しずつレパートリーが増えていった。
空腹のときは授乳に頼ったが、大泣きしていても安心して寝てくれるようになった。


経験を重ね、スキルを身につけた私は、
泣き止まないとき、眠そうなとき、
「パパにまかせておけ」と無双状態だった。


・・・生後3ヶ月に近づいたとある時期に異変が——。

横抱きで寝かしつけようとすると、
娘は身体を大きくそらし、足をバタバタさせて、
頭を振ってとにかく嫌がる。
嫌がって、泣き出す、泣き叫ぶ。


これまで積み上げたスキルが無効化した。


首が座っていなかったので、縦抱き練習はあまりしてこなかった。
そのため、縦抱きをしても、胸への圧力が不快のようで泣き出した。
抱っこが嫌なら。とベッドに戻しても、さらに泣き続けた。


どうしたらいいのだろう――。


横抱きを続けながら、
『心地よい角度の抱き方があるのではないか』と
試行錯誤するが、嫌がり続ける。


諦めかけていたとき、横向きのまま膝の上に座らせて、
頭だけ少し上向きになるように支えてみた。

すると、娘はウトウトしはじめ、安心したように眠りに落ちた。


「やっぱり、寝顔かわいいな」
そう思ったそのとき、新しい寝かしつけの方法を、ひとつ手に入れた気がした。




この経験を振り返り、そこからどんな学びを得て、どう言葉にしようかと考えました。

この経験からの気づきは、
過去の成功体験に固執し、視野が狭くなっていたこと、
そして、なぜその方法にこだわっていたのか、
目的を見失っていたことでした。


今回のケースでは、私は横抱きの範囲内で工夫をしようとしていた。
縦抱きでは寝ないだろうと、勝手に決めつけて、
新しい方法を試していなかった。

仕事にも通じる3つの学びに転換すると、


過去の成功体験に固執しない:
横抱きに固執していた

先入観にとらわれず、可能性を追求する:
縦抱きでは寝ないと先入観を持っていた

目的のために柔軟な発想で新しい方法を見つける:
目的は、横向き抱っこで寝かしつけることではなく、どんな姿勢であっても、心地よく寝かしつけること

と置き換えて考えてみる。

たとえ、スキル(手段)が無効化しても、
目的に立ち返り、新たな方法を模索することで、
成長できると思った。


子どもは日々変わっていく。
だからこそ、親も変わり続ける準備をしておきたい。
過去の体験に頼りすぎず、目的に立ち返ること。
それが、これからの育児にも、仕事にも、大事なのだと思う。
変化に合わせて、柔軟に、自分をアップデートしていこう。


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