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安室ミチル 3

3

 僕はアパートの部屋に戻ると、安室ミチルのDVDのパッケージを開けた。
 ああ、安室ミチル。安室ミチル。
 安室ミチルのライブビデオなのだ。感激!

 僕はTVのスイッチを入れ、DVDをDVDプレイヤーにセットした。
 ネクタイを緩めながら、視線をTVのディスプレイに向ける。
 間もなく安室ミチルの姿がディスプレイに現れる。胸が高鳴る。

 前奏が始まり、安室ミチルの歌が始まる。
 ああ、安室ミチル。安室ミチルの歌声。
 このクリアーで高音の安室ミチルの歌声。ああ、僕は満たされてゆく。

 と、僕が安室ミチルの世界に浸っているというのに玄関のチャイムが鳴った。
 「誰だ? こんな時間に。僕の大切な時間を邪魔しやがって」と思いながら渋々ドアを開けると、そこにはスズキシオリが立っていた。
「何?」
 僕は目を丸くしてスズキシオリを見る。


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