ごみ処理から発電まで──公共施設を支えるポンプの裏側
毎日出るごみ。
ごみ収集車が持っていってくれたら、あとは処理場でなんとかしてくれる──。
ふだんの暮らしではそんなふうに思いがちですが、じつはその裏側では、とても大がかりな処理が行われています。
そして、その処理を縁の下で支えているのが、「ポンプ」です。
今回は、ごみの埋め立て地や焼却場、さらにはバイオガス発電まで、身近な公共施設で活躍するポンプについて解説していきます。
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じつは巨大な「公共事業×ポンプ」の世界
ポンプ業界の中で、公共事業はとても大きな存在です。
産業機械全体の受注額のうち、約3割にあたる1,200億円以上が公共事業向けだと言われているほど。
ごみの処理場、焼却場、集落の排水施設……。
私たちの暮らしに直結するこうした施設では、日々大量の液体が処理されています。
そして、その液体を次の工程へ送り届けるために、ポンプは欠かせない存在なんです。
では、具体的にどんな施設で、どんな課題があるのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
ごみの埋め立て地から出る「浸出水」
ごみの最終処分場(埋め立て地)では、雨水がごみの層を通り抜けることで「浸出水」と呼ばれる汚染水が発生します。
この浸出水が、なかなかの曲者。
塩の濃度がとても高く、さらにカルシウムが結晶化してスラリー(固形物が混ざった液体)になりやすい性質を持っているんです。
つまり、浸出水を処理するポンプは、「塩分による腐食」と「結晶化したスラリーによる摩耗」という2つの攻撃を同時に受けるということ。
一般的な金属製ポンプでは、塩分で腐食が進んでボロボロになってしまいます。
さらに、スラリーの粒子がヤスリのようにポンプの内部を削り取っていきます。
間違いなく、ポンプにとってかなり過酷な環境です。
こうした「腐食+摩耗」のダブルパンチに対応するには、ポンプの接液部をゴムで覆った「ゴムライニング製スラリーポンプ」が有効です。
ゴムは薬品に強い耐食性を持ちながら、弾力で硬い粒子を跳ね返してくれるので、腐食と摩耗の両方に強いんです。
ごみ焼却場でも同じ悩みが
さらに、ごみ焼却設備でもよく似た課題があります。
焼却灰や飛灰を含む洗浄排水には、先ほどの浸出水同様、塩濃度の高いスラリーが含まれています。
埋め立て地と同じように、「腐食+摩耗」のダブルパンチなんです。
ごみ処理に関わるポンプは、一般的な工場のポンプと比べても特にタフさが求められる世界。
ここでも、ゴムライニング製のポンプが力を発揮しています。
農業・漁業の集落排水では「詰まり」が大敵
一方、農業や漁業の集落排水処理施設では、ちょっと違った課題があります。
ここで扱う汚泥には、土砂だけでなく、さまざまな固形物や生物が混じっていることがあるんです。
そのため、ポンプの中で「詰まり(閉塞)」が問題になります。
ポンプが詰まると、当然ながら処理はストップ。
復旧のために人手と時間がかかり、現場の大きな負担になってしまいます。
こうした現場では、固形物が通過しやすい独自の「2枚羽根インペラー」を持つポンプが活躍しています。
通常のインペラーに比べて異物が引っかかりにくいので、沈殿槽の汚泥引き抜きなどで詰まりのリスクを大幅に減らすことができます。
注目が集まる「メタン発酵・バイオガス発電」
最近注目を集めている分野が、食品残渣などを原料にした「メタン発酵・バイオガス発電」です。
この設備では、調整槽や発酵槽の循環、消化液の移送など、さまざまな場面でポンプが使われています。
原料や処理方法によって材質や仕様を決める必要があって、ポンプの選定がとても重要です。
2003年頃から導入が始まった比較的新しい分野ですが、再生可能エネルギーへの注目が高まる中、今後さらに広がっていくことが期待されています。
公共施設のポンプ選びでお困りなら
ごみの埋め立て地や焼却場では「腐食と摩耗」、集落排水では「詰まり」などなど──。
公共施設のポンプは、用途ごとにまったく違うタフさが求められます。
みつわポンプ製作所では、こうした厳しい環境に対応できるポンプを幅広くラインナップしています。
腐食と摩耗に強い「ゴムライニング製スラリーポンプ」や、詰まりにくい独自の「2枚羽根インペラー」搭載ポンプなど、公共施設での実績も豊富です。
ポンプのトラブルや選定でお困りの際は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
▼ゴムライニング製自吸式スラリーポンプ▼
▼異物に強い汚泥ポンプ▼
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