「父と娘」が出てくる映画といえば?|父娘の絆を描く映画5選
無邪気で可愛らしい娘と、不器用ながらも子供を愛する父親。
「父と娘」の映画って、どうしてこんなに心を掴まれるんでしょう。
同性の親子には無い、特別な距離感。そして、それを超えて存在する、絶対的な愛…。彼らの繊細な関係を描く物語は、私たちの心を温かく満たしてくれます。
側から見れば、完璧ではないのかも。でも、互いを思いやる気持ちは、確かにそこにある。
そんな、様々な「父と娘の形」を描く作品を5つご紹介します。
I am sam アイ・アム・サム

📍あらすじ
7歳の知能しか持たないサムは、コーヒーショップで働きながら、ひとり娘ルーシーを育てるが、ソーシャル・ワーカーに娘を取り上げられ、敏腕女性弁護士に助けを求める。彼女は夫と息子との関係に悩んでいた。
⚫︎人より出来ないことが多くても、娘を愛する気持ちだけは誰にも負けない

「お父さんと娘の絆を描く映画」と言われて、一番に思いつくのはやっぱりこの作品!
知的障害を持つサムとしっかり者の娘ルーシーの関係は、普通の親子とはちょっと違う。ルーシーがサムに絵本を読んであげたりと、むしろ娘が父親をお世話する始末。
けれど、お互いがお互いに誰よりも深い愛情を抱いているからこそ、「あなたたちのため」と自分たちを引き離そうとする周囲の大人たちに、二人は全力で抗います。
「あなたがいい。あなたじゃないとダメ」
二人にとって互いは、唯一無二の存在。世の「普通の」家族みたいに出来なくても、「ただ一緒にいたい」という願う親子の姿が、胸に迫る一作です。
7番房の奇跡

📍あらすじ
もうすぐ小学校に入学する少女イェスンは、子どものように無邪気な父ヨングと2人で、貧しくも幸せな毎日を送っていた。ところがある日、ヨングが女児を誘拐・殺害したとして逮捕されてしまう。ヨングが収監された7番房の仲間たちは、彼とイェスンを会わせるためにある計画を思いつくが…。
⚫︎どんな困難な状況にあっても、愛する娘に絶対に会いに行く!

罪を着せられ収監されたヨングと、まだ幼いイェスン。残酷すぎる現実に引き裂かれてしまったこの親子に同情し、囚人や所長は、二人をどうにかして再会させようと悪戦苦闘します。
この周りの人たちが皆いい人!(特に裁判にまで出てくれる囚人たち。本当に罪犯した?)
主人公周りがいいキャラ揃いの映画は、名作と決まっていますよね。
でもきっと、彼らが手を差し伸べてくれるのは、周りの人にもいつも素直で無邪気なヨングとイェスンの姿が、彼らの心を明るく照らすからこそなのでしょう。
二人や囚人の皆との微笑ましく見ていて笑顔になるやり取りと、涙なしでは見られないラストは必見!
余談ですがこの映画、トルコで製作されたリメイク版(?)も存在します。
こちらもとっても感動するので、是非二本揃えて見てほしい!

gifted / ギフテッド

📍あらすじ
独身男のフランクは、フロリダの小さな街で、生意気盛りの7歳の姪メアリーと、片目の猫フレッドとささやかながら幸せな日々を送っていた。しかしながら、メアリーに数学の天才的な才能があることがわかると、その生活は一変。フランクの母エブリンが、彼女にもっと高い教育を与えるため、フランクと引き離そうと裁判を起こしたのだ。フランクは、今は亡きメアリーの母ダイアンから託された秘密を胸に、メアリーと共に暮らす日常を守るため奮闘する。
⚫︎天才でありながら、同時にまだ幼い娘。この子には絶対に、幸せな暮らしを送ってほしい

厳密にいうとフランクはメアリーの叔父なのですが、実質育ての親のようなものなので、「父娘映画」の一つとしてピックアップしました。
数学者の母親譲りの才能を受け継いだ生まれつきの秀才、いわば「ギフテッド」のメアリー。
彼女を名門大学に!と息巻く母エブリンと裁判で戦いながら、フランクは愛する姪の「幸せ」について深く考えます。
欲しいものを買って貰えないと拗ねちゃうし、テレビの前で歌って踊るのが大好き。天才児である前に、彼女は遊び盛りで生意気な、7歳の少女なのです。いくら将来に輝かしい栄光が待っていたとしても、今この時を子供らしく、ただ幸せに生きてほしい…。
彼女の可能性を潰してしまうかもしれない選択に悩みながらも、今目の前にいるメアリーを力強く抱きしめる、そんなフランクの愛の深さに心打たれる名作。
aftersun / アフターサン

📍あらすじ
11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらせてゆく。
⚫︎あの時、お父さんは何を考えていたのだろう。子供の頃は分からなかった父の思い

プールにバーカウンター、鮮やかなトルコ絨毯。目が潰れてしまうくらいまばゆく、一瞬の夢のように儚い、ひと夏のバカンス。ソフィは、久しぶりに会う父親との休暇を思い切り楽しみます。
反面、娘の前では明るく振る舞いながらも、隠れてタバコを吸ったり、急に冷たい態度を取ったりと、内面に鬱々とした不安を抱えているらしい父親・カラム。あの頃の映像を見返す、大人になったソフィの視点から、当時は気づかなかった父の「陰の部分」が露わになっていきます。
直接的には描かれないけれど、仄かに漂う死の気配。
近いようで遠い父親という存在を、当時の彼と同じ歳になった今、ソフィはどんな気持ちで見つめるのでしょうか。
危うく不安定な二人の関係。それでも、あの夏の輝かしい思い出は確かに存在した。見た後に思わず放心してため息をついてしまうような、鮮烈な印象を持つ一作。
インターステラー

📍あらすじ
近未来、地球規模の異常気象と飢饉によって人類滅亡の危機が迫っていた。元宇宙飛行士のエンジニアで現在はトウモロコシ農場を営んでいるクーパーは、NASAの要請に応じて人類の未来を懸けた前代未聞のミッション「ラザロ計画」に参加することになる。計画の内容は、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、新しい惑星へと人類を移住させるというものだった。家族と人類の未来を守るため、クーパーは少数精鋭のクルーとともに前人未到の地へと旅立つが…。
⚫︎時を越え、時空を超えて、必ず君の元へ帰ってくる

こちらも言わずと知れた名作!有名なビデオレターのシーンは、涙無しでは見られない名場面ですよね。
愛する娘を残して行くことに苦しみながらも、家族を守るために宇宙へ飛び立つクーパーと、
彼の生存を信じ、自身も研究を続けることで、遠く離れた宇宙の果てで奮闘する父を支えるマーフ。
二人の絆は文字通り時空を越え、何億光年も離れた親子を、宇宙空間に浮かぶ一本のテザーのように強く繋ぎます。
壮大なSF映画でありながら、親子の間の強い信頼を描く良作です。
様々な親子の形、違いはあれど共通する深い愛情。
家族を描く映画って、やっぱりいいですね。
さあ、次はどんな映画を観ようかな。
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