1960年代~80年代の泣ける名曲300選⑮~小椋 佳名曲ベスト25+布施明『シクラメンのかほりから』~
小椋佳は当時のトップ都市銀行「日本勧業銀行(後の第一勧銀)」のエリート銀行員だったので顔出しでの活動は憚られ、暫くは「東大出の謎のフォーク歌手」という事になっていた。
曲がヒットしてもTVへの出演はなく、ネットもない時代。ファンたちは小椋佳がどんな風貌なのかさっぱり分からず、小椋佳という涼やかな芸名と歌声から3枚目のアルバム「彷徨」のジャケットに写っている美青年が本人かも?などと勝手に噂しあっていた。
ところが、初めてTVに出たNHKのライブを観て多くのファンはドヒャーとびっくり仰天。件のジャケット写真の青年とのあまりの違いにショックを受け、「小椋佳のイメージがこわれた~。」と暫く嘆いていたファンも多かったはず。
以上、遠い昔の笑い話でした。
小椋佳「思い出して下さい」
TVドラマ「あゝ野麦峠」主題歌。
前年に公開された山本薩夫監督の映画「あゝ野麦峠」の大ヒットを受けて製作された。TV版の主演は、森下愛子。
原作は、山本茂実のベストセラーノンフィクション「あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史」。
映画版の主題歌はこちら。
アルル「あゝ野麦峠」
作曲は、早坂文雄、武満徹、芥川也寸志らと共に日本の映画音楽を牽引した佐藤勝。
小椋佳「雨だれの唄」
ファーストアルバム「青春 〜砂漠の少年」収録曲。
元々は曲の冒頭に森和代 (代表作 映画『赤頭巾ちゃん気をつけて』) の長いナレーションが付けられていたが、こちらは、ナレーションがカットされた短縮バージョン。
小椋佳「あの人がいってしまう」
ドラマチックな前奏で曲の世界に一気に引き込まれる。
1番と2番の間に間奏がなく、恋人を失った視点人物の哀しみを一気に歌い上げる。特にCメロが秀逸。
小椋佳「ほんの二つで死んでゆく」
5枚目のアルバム「ほんの二つで死んでゆく」の表題曲。
淡々と静かに歌い出し、最後に大きく盛り上がって終わる曲構成と編曲が素晴らしい。
終盤、幼子を失った父親の悲痛な叫びが胸を打つ。
小椋佳「海辺の恋」
1974年に放送されたNHKの傑作ドラマ銀河テレビ小説「黄色い涙」主題歌。原作は永島慎二の青春マンガ。脚本は、ドラマ・映画共に市川森一。
小椋佳の曲の歌詞の殆どは自作だが、これは珍しい例外。佐藤春夫の七五調の詩に小椋がメロディを付けたもの。
こちらで5分間だけ観ることが出来る。
因みに市川森一の最高傑作『幽婚』は、こちら。
小椋佳「時」
中村雅俊への提供曲で、ヒットした。
小椋佳「時」(ライブ)
小椋佳「さらば青春」(ライブ)
こちらは、布施明に提供した「シクラメンのかほり」が大ヒットした事で企画放映されたNHKホールでの一夜限りのTVライブからの映像。
このライブの模様を収録したアルバムが「遠ざかる風景」で、こちらもヒットしている。
始めに書いたように、それまで実像が謎だった小椋佳が初めてTVに姿を現したこのライブは、曲を聴いてファンになっていた人々にとってある意味非常にショッキングな「事件」だった。
小椋佳「盆がえり」
小椋佳「しおさいの詩」
小椋佳「うす紅色の」
小椋佳「私の悲しみには」
小椋佳「雨の露草に似て」
小椋佳「六月の雨」
小椋佳「白い浜辺に」
小椋佳「しじま」
小椋佳「夕暮れの河に」
視点人物の実らぬ恋が、「小石を投げています」と「あなたは空を見ています」と言う対比及び「ほんとは愛を投げています」「君に告げるはずのぼくの愛が淋しい音を残して沈んでゆきます」という対句的フレーズで見事に間接表現されており、強い印象を残す。一編の詩としても完成度が高い。
小椋佳「白い一日」
井上陽水との共同作品。作詞:小椋佳 作曲:井上陽水。
小椋佳「寂しさ」
小椋佳「春の雨はやさしいはずなのに」
小椋佳「木戸をあけて~家出する少年がその母親に捧げる歌~」
小椋佳「少しはわたしに愛をください」
初期のヒット曲で、多くの歌手にカバーされている。
来生たかお・井上陽水・小椋佳「少しは私に愛をください」(ライブ)
小椋佳「めまい」
小椋佳「揺れるまなざし」
化粧品会社とタイアップしたコマーシャルソングとして狙い通り大ヒット。メロディはともかく、派手なアレンジははあまり小椋佳らしくない。
小椋佳「シクラメンのかほり」
布施明への提供曲。
布施明は、この曲の大ヒットで1975年のレコード大賞を受賞した。
最後に布施明が小椋佳と組んだ傑作アルバム『シクラメンのかほりから』に収録された名曲を5曲。全曲 作詞作曲 小椋佳。
布施明「たとえば」
布施明「祈りを込めて」
布施明「あなたのために」
布施明「行きどまりの海」
布施明「シクラメンのかほり」
布施明「シクラメンのかほり」(レコード大賞授賞式ライブ) +回想
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