小さな旅・思い立つ旅|秋はやっぱり森へ行こう[芸術の森、彫刻の森、和久傳の森、本の森]
風景を重ねて奥へと誘う
時を累ねて未来をつむぐ
襲の美学で深みを与える
「かさね」は日本の建築空間になくてはならない存在で、いたるところに見え隠れしている。縁側、簾、庇によってトリミングされた風景は、自然と空間に連続した奥行きを与えている。十二単に代表される色と色の襲で季節を楽しみ、土着の文化に外来を累ねて新たな文化を生み出す。
かさね が かなめ

うめきたに森をかさねる
大阪のど真ん中、うめきた公園がようやく先行開園。大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級だとか。北エリアがまだ工事中なので、森っぽさは感じられないけど、長い時を経て森になっていくのでしょう。

たくさんのビルを南北に追いやり、中央に広大な森をつくる。かつて多くの河川が流れる水都として繁栄してきた歴史と風土に、森を重ねて新たな景色をつくり出す。
歩いたり、止まったり、椅子に腰掛けたり
芝生で横になったり、しゃがんだり、
立ち上がったり、水で遊んだり、虫を探したり

建物はつくらず、できるだけ存在感を消す。都市の中に埋もれている魅力を発見する。もともとそこにある自然さ、ずっとそこにありつづけてきた落ち着き、独特のおもむき。森をかさねて未来をつくる。
秋はやっぱり森へ行こう
室生山上公園 芸術の森

彫刻家ダニ・カラヴァンの作品が点在する公園。
彫刻が遊具のようにもなっているものなので、子供も楽しめるところ。人も少なく、のんびり森の散策をしながら写真を撮るのも楽しくなる公園。


箱根 彫刻の森美術館

箱根にはいいところが盛りだくさん。約7万平方メートルの敷地に多くの屋外アートが配置され、歩きながら作品を体感できる。アートと建築と自然に親しめる最高の場所。


こども本の森

設計は安藤忠雄で、建物もご本人の寄贈という。建設費すべてを個人で負担しているわけではないにしても、それでも建物を個人が寄付するって普通にすごいなぁと。ひとつ目は2020年にオープンした大阪中之島。ふたつ目は岩手県遠野市で2021年にオープン。そして、2022年には神戸で開館。
図書館を寄贈する安藤忠雄さん、
ただただすごい。


和久傳ノ森

和久傳創業の地に、森をつくる。
今では蕗のとう、椎茸、桑の実、山椒、柿、柚子など季節ごとにたくさんの実りをもたらし、近くには田んぼもでお米もつくっている。そんな大地の恵みの真ん中に、芸術に浸る美術館がポツンとあれば、もう最高。


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