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アトピー息子と過ごした15日間の札幌帰省の記録

今年もやってきた「夏休み」

約40日間子どもたちと過ごす、楽しいけど楽しいだけじゃない長期休み。我が家は私も夫もフリーランスで自宅勤務なので、子どもの学童も預かり保育もせず、ずーーーっと子どもたちが家にいる。そう、ずーっとね…

そんな子どもたちが毎年楽しみにしているのが、夫の実家のある札幌に2週間ほど帰省することで、今年は15日間も行ってきた。

夏休みの3分の1ほどを札幌で過ごすことができるのは、長い夏休みのマンネリを防ぐのに最高だし、私も日頃の家事の負担が減るし、田舎を離れての都会ライフを楽しみにしてる。

ただ、ひとつ。

毎年、長期の帰省となると、アトピーの長男の肌の状態だけが気がかり。

昨年は、札幌は涼しい気候だったにもかかわらず長男の肌は荒れてしまい、滞在中の食事や過ごし方を反省した。

年一回の帰省だから、夫の両親も美味しいものを食べさせてくれようと外食が増えるし、宿泊予定の温泉宿のビュッフェには夕張メロンソフト食べ放題がある!さらに有名なパン屋さんの本店が夫の実家から徒歩3分の距離にできてしまった。

ソフトクリームやパン食がダメなわけではないけど、バランスが大事。いつも帰省前は「今回の帰省、どういう風に過ごそうか?」と夫と話し合いをする。

「今年は、楽しむことを優先して、ストレスがないようにある程度自由に食べさせてみようか」

今回の方向性はこれで決定。

薬膳では何を食べるかだけが大事なんじゃなくって、食べる時の気分とか環境とかもすごく大切にする。昨年はある程度食事を制限してコントロールしたけど結局肌が荒れたので、今年は少しゆるくしてみる方針に変えてみた。

毎度お世話になってるAIR DO

15日間の滞在で、長男の肌は意外な結果に


最初に結論から書くと、15日間で長男の肌はほとんど荒れなかった。
むしろ、比較的良いコンディションだった!

息子がアトピーの診断を受けて以降、肌の調子やステロイドを使った回数なんかも記録してるんだけど、今回の帰省では1,2回使っただけだった。

帰省のたびに気がかりだった肌荒れが起きなかったのは良かったんだけど、逆に「なんであれだけ好きに美味しいもの食べて肌の調子が良かったんだろう?」と不思議だった。

今回の帰省では、

・温泉宿でのソフトクリーム食べ放題
・マック
・ラーメン
・焼き肉
・焼き鳥
・カレー
・菓子パン
・冷凍メロン
・お菓子

と、普段あまり食べないものも色々食べた。

長男は夕食に4回お替わり、朝食でも3回以上は食べていた

もちろん完全に好き勝手食べさせていたわけではなく、冷たいものを食べた後に温かいお茶を飲ませたり、朝食は胃腸を整えるようなメニューにして帳尻あわせをするように心がけた。

お昼ご飯や夕食は外食することが多かったので、せめてお茶だけでも体調に合わせたものを

でも、それは普段からよくやっていて特別なことではないし、これをやってもダメな時はダメだったから、食事以外の違いが大きかったのかもしれない。


登別温泉の酸性緑ばん泉

毎年、帰省中に温泉旅行に行くのだけど、今回は登別温泉に泊まった。

カニ・イクラ・夕張メロンソフトクリームの食べ放題があると知って、行く前から子どもたちは「ソフトクリーム何回おかわりしていい??」って聞いてくるほど楽しみにしてた。

チェックインを済ませたら小雨降るなか地獄谷を見に行って、これから入る硫黄泉の源泉を目と鼻で体感する。

独特の匂い。箱根温泉を思い出した

そう言えば、硫黄泉って長男の肌にはどうなんだろう??

こどもたちは無類の温泉好きで、温泉旅行にいくと1回の宿泊で4~5回は絶対温泉に入る。早朝4時半ころに一番風呂に入りたくて、寝ている私たち親をたたき起こして入りたがるほどの筋金入り。

温泉に入ってみると「アトピー性皮膚炎の方に」と書かれた”酸性緑ばん泉”という泉質のお風呂があって、息子はそれを気に入ってずっと入っていたそう。それを聞いて、肌乾燥して荒れるんじゃないかな?と心配したけど肌は全く荒れていなかった。

酸性の温泉では、皮膚表面の黄色ブドウ球菌が減少したという研究があることは知っていたので、「もしかしたら、この温泉も少しは関係していたのかも?」なんて思ったりもした。

そして、同じ温泉に浸かった私の肌は赤くなり、痒みで温泉から上がった後に氷で冷やすことになりました。なぜ!???


結局良くわからないが息子の肌の調子は良かった


薬膳を続けてきてもアトピーの症状は一進一退で、食事だけが原因じゃないことも、環境や気候の影響や、ストレス、睡眠も大事で、本人の成長もあってそんなに単純じゃないことは身をもって知ってるんだけど、やっぱり難しい。

今年の札幌も涼しく、日中も汗だくになることがほとんどなく、夜もエアコンを一度も使わずに眠れた。……とはいえ、これも去年と同じ。

去年の帰省は涼しかった&食事を比較的コントロールしたにもかかわらず肌荒れは悪化した。

涼しく汗をかかなかったのは昨年も同じだったのに、「今年は食事を楽しむことを優先したのに、長男の肌は荒れなかった」という事実を、どう捉えたらいいのか少し迷う。

一見すると「薬膳をやっているのに、自由に食べさせたら肌の調子がよかったって、薬膳の意味あるんかーい!?」と捉えられてしまうかも。

でも、希望的な見方をすれば「これまでの食養生と本人の成長が加わって、好きなものを食べても肌荒れしなくなってきた」とも考えられなくもない。

私は薬膳を「好きなものを食べられる自由を守るための知識」と思っているので、ポジティブにとらえるなら後者であってほしい。

薬膳が単なる食事制限になってしまうのではなくって、地道な養生を続けた結果、息子がチョコレートを食べてもソフトクリームを食べても、たまにだったら量やタイミングを気にしなくていいようになれれば私も嬉しい。

もし、少しずつそんな未来に近づいていけていたらいいなぁ。


さいごに

結論は無いようで、今回は「肌が荒れてしまう原因をひとつに決めようとしてしまうこと自体が、少し違うのかもしれない」と考えるきっかけになりました。

薬膳は、体調を崩してから何かをするというより、日々の食事や暮らしの中で、少しずつ体を整えていくことを大切にしています。みんな色々な不調を抱える中で、今回の我が家のように、いつもと違う環境で長く過ごすとき、普段から少しずつ体を整える癖がついていることが、いつもと違う状況を乗り切る力になるのかもしれません。

不調があるときは「原因を探しがち」で、しかも薬膳など食養生をしていると、食材や食事にそれを探してしまうことが多いですよね。

今回は私も、何を食べるかだけでなく、

「どんな環境で、誰と、どんな気持ちで食べるか」

という事が、ものすごく大切という事を再認識することができました。

いとこ家族と一緒にわいわい食べるのはおいしいし、楽しいよね

また、来年の帰省の時も、今回のように楽しく肌荒れもなく過ごせると良いなぁと思います。

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三浦真理  薬膳スパイス家庭料理研究家 宜しければ応援お願いします☺いただいたチップは薬膳の活動費に使わせて頂きます。

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