論壇誌は同人誌であってはならない
Jun SAKURADA /櫻田淳
@jun_sakurada_01
現在に至る論壇の「閉塞」は、多く論壇誌が同人誌の類に堕したことに因る。仮に昔日、朝日「論座」や岩波「世界」が右派・保守系論者に、産経「正論」や文春「諸君」が左派・リベラル系論者に、それぞれの誌面の二、三割を普段から提供していたならば、それだけで論壇は活性化されたはずである。→続
Jun SAKURADA /櫻田淳
@jun_sakurada_01
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17h
続〉論壇が世人に提供すべきものは、一編の論稿を前にして、「それが読みたかった」という一種の「カタルシス」よりも、「何故、そのように論じられているか」を考える「ストレス」である。多分に、この「思考ストレス」を経た知的鍛錬こそが、民主主義体制を盤石ならしめる条件の一つである。→続二
Jun SAKURADA /櫻田淳
@jun_sakurada_01
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(中略)新聞・雑誌のようなオールド・メディアの役割は、「異質な人々や異なる意見が向き合う場」を設定することにあるのではなかろうか。(引用終わり)
尊敬する櫻田淳氏のXから引用しました。
本当にその通りだと思う。「意見が向き合う」これが大切だった。ここで櫻田氏が引用している毎日新聞の対談については、有料記事でもあり、私は櫻田氏が言うほどうまくいった対談とは思わないので一応引用はしませんでしたが、この指摘は全く正しい。
インターネットが自由な言論空間を切り開く、ということを私も一時は期待した。どんな素人でもプロの言論人と同レベルで語れる空間、自分とは違う異質な意見をすぐに探して読める空間というのは何か新しいものを生み出すんじゃないかと単純に考えたこともありました。ただ、今の私は少なくともそうなんだけど、ネットは「自分と同じ共感できる意見とのみつながる」「異質な意見は罵倒してもいいし、学ぶ必要もなくブロック」になりかかっているような気がする。
これはネットが悪いというより、既存のオールドメディアと言われる新聞や月刊誌自体がそうなっていることがネットで極端に表れているだけのような気もする。今からでも遅くはない。雑誌社は本気で考えてみてほしい。朝日新聞も毎日新聞も、優れた右派論客を登場させることで逆に自らの思想を鍛えるべきだ。もちろん「正論」も「Hanada」も、優れたリベラル論客に場を与えよう。もっとも、すでにその傾向はいくつかのライターの登用で始まっているようにも思う。この流れを広げてほしい。それは逆に雑誌や新聞が生き残れる唯一の道だとも思う
ただ、異質な意見の間でよき対話がなされる、優れた意味での「思考ストレス」が生まれるためには条件がある。
異質な、ある意味真逆ではあっても、お互いが敬意をもって対話できることだ。同時に、お互いが一定のレベル(いやらしい言い方だが)を持っていること。
あまりこの例は出したくないんだが、多くの「左右激突」「左翼と右翼の対話」は、私の知る限り、たいがい「なれ合い」か「お互いが自分のいいたいことをいうだけ」になり、「意見が向き合う」とは程遠かった。鈴木邦男さんのやった左翼との対話の殆どが思想的には実りがなかったのはそのせいです。幸い、今の若いリベラルや若い保守の中には少しずつ実りある対話のできそうな人が出てきているような気がする。その人たちに良き場をメディアが作ってほしい。
現在に至る論壇の「閉塞」は、多く論壇誌が同人誌の類に堕したことに因る。仮に昔日、朝日「論座」や岩波「世界」が右派・保守系論者に、産経「正論」や文春「諸君」が左派・リベラル系論者に、それぞれの誌面の二、三割を普段から提供していたならば、それだけで論壇は活性化されたはずである。→続 https://t.co/kBJTxpCqnR
— Jun SAKURADA /櫻田淳 (@jun_sakurada_01) May 6, 2026
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