「チ。-地球の運動について-」を全力でレビューしたい日
不正解は無意味を意味しない
いきなりタイトルに
すべてが集約されています。
今回は「チ。-地球の運動について-」を
読者の皆様へ全力でレビューさせてください。
(わたしの自己満足にお付き合いください)
では、まず初めに…
あなたは、
「チ。-地球の運動について-」を
ご存知でしょうか。
「知らないよ」
「名前は聞いたことある」
「なんとなく分かる」
そういった方には、ぜひとも
興味を持っていただけるようご紹介いたします。
というより…
よく分からないは『損』です。
なので、この機会に
ぜひとも「チ。-地球の運動について-」を
覚えて帰ってほしいです。
また、
「いや、すっごい分かるよ!」という方には
温かい目で見守っていただければ幸いです。
「チ。-地球の運動について-」の魅力が
少しでも皆さんへ伝わりますように。
では、
いってみましょう(^^♪

✔紹介の動機

「チ。-地球の運動について-」(敬称略=チ。)は
2020年~2022年にビックコミックスピリッツにて
連載されていた青年漫画です。
15世紀のヨーロッパを舞台に
禁じられた『地動説』について
命がけで研究する人間たちのフィクション作品です。
-地動説とは-
太陽が宇宙の中心にあり、地球を含む惑星が
その周りを回っているという天文学上の考え方。

すでに原作は終了し、同時にアニメも完結。
色々な意味でブーム(?)は終わっています。
では、なぜこのタイミングで
「チ。」のレビュー記事を投稿するのか。
わたしがハマったからです。
(にわかですいません💦)
作品のタイトルにある一文字、
「チ。」のインパクトもさることながら
ストーリーも魅力的。
登場する人物たちも
個性豊かかつ情熱的な探求心にあふれる
キャラクターばかり。
さらには、数多く生まれる名言には
心底、引き込まれます。
「これは、ぜひとも
多くの人に知ってほしい!」と感じたので
今回、レビュー記事を書かせていただきました。
✔「チ。」を知るための
3つの魅力

ここからは、
「チ。」を興味を持ってもらうために
知ってほしい”3つの魅力”をご紹介します。
①地動説vs天動説
②受け継がれる意志
③心に残る名言
以上の3つです。
ひとつずつ解説します。
①地動説vs天動説
まずはじめに「チ。」の物語の主軸となる
『地動説vs天動説』こそが最大の魅力です。
舞台となる15世紀のヨーロッパは、
「地球が中心とした宇宙のカタチ」が
信じられていました。
地球が中心という説を
「天動説」と言います。
なぜ、その当時は
天動説が信じられていたのか。
理由のひとつ目は、
重い物体は低いところへ落下するため
「地球に向かって物が落ちる=地球が中心」
という考え方が一般的だったこと。
ふたつ目に、
この地球は神が生み出したものだからこそ、
天体上は「地球が中心にあるべき」という点。
当時のヨーロッパは神への信仰心が強く
だからこそ、天動説は信じるに値するものと
説かれていました。
また、天動説を証明する研究も進んでおり
最初に天才学者アリストテレスや
プトレマイオスによって体系化されたため
高い信頼性が担保されました。
ところが…
皆さんもご存知のとおり、
宇宙の中心に地球はありません。
太陽を中心として地球は存在し、
ほかの惑星も太陽を中心に公転します。
太陽を中心とした天体の常識を
「地動説」と言います。
今でこそ当たり前の事実ですが、
当時の時代背景では
「地動説は正しくない」とされていました。
そして、
「地動説を信じる」=「天動説を否定する」と
同意となることで「神への冒涜」とさえ
言われていました。
いかにして、
現在の常識である「地動説」が世の中に広まったのか。
地動説vs天動説こそ、
「チ。」の持つ最大の焦点ともいえます。

②受け継がれる意志
いかにして天動説から地動説へ
真理が逆転したのか。
その背景には、人から人へ
「受け継がれる意志」が存在しました。
「チ。」には、
非常に魅力的なキャラクターが登場します。
世間を「チョレー」と考えて、
無難にやり過ごすことに生涯を全うしようする少年。
その少年に地球の真理を気付かせ、
天文学の魅力を教え込む怪しい老人。
天動説を揺るがす考え方を危険視して、
そうした思考を持つ人間にたいして
処罰を下す異端審問官。
空を見上げることに恐怖を感じて
救われる道は「天国に行くこと」と信じ込む男性。
「自分以外はバカだ」と天才的な頭脳を持ちながらも
人格としては破綻している修道院者。
女性迫害を受けながらも、
自身の名前の付いた論文を出したいと夢見る少女。
論理的、合理的思考を持ちつつ
バイタリティあふれる行動力によって
天動説にあらがい続ける女性。
ほかにも、
「チ。」を彩る魅力あふれるキャラクターが
数多く登場します。
それぞれの価値観が
「何を真実として生きるか」をテーマに
人のあくなき探求心と生臭い人間感によって
よじれながら進むのが本作です。
とくに
没入感を生み出す要因としてあげられるのは
「リアル」がそこにあること。
ネタバレになるのですべては話せませんが
「まさか!?」な展開の連続で
脳内処理が追い付かない場面も多々ありました。
地動説が…
人の想いが
どのようにして紡がれていくのか。
ぜひとも、
本作品にふれてみてほしいと
願っております。
③心に残る名言
最後の魅力は、
読む人の心を魅了する「心に残る名言」です。
「チ。」で登場する人物の放つ言葉は、
読者のハートを全力で殴ります。
あらたな気づきを与えてくれたり、
「何を迷ってる?」と本心をくすぐってきたり。
ただただ感動するのではなくて、
「わたしの価値観はこれ。
あなたの価値観は何ですか」を
あえて教えてくれる作品です。
それでは、「チ。」で生まれた名言の中で
とくにわたしが気に入った言葉をご紹介します。
だからこの場は、僕の命にかえてでも、
この感動を生き残らす。
最初に、
物語をつむぐ少年ラファウの言葉です。
ラファウは、
老人フベルトから地動説を学びました。
そのときの感動を守り抜くために
自身の命と引き換えに”地動説を守る”ことを選択します。
信念を持って
生きることの重要性を説いた名言です。
文字は、まるで奇蹟ですよ。
文字について学びたいと懇願する男性に
ひとりの少女が放った言葉です。
「文字を使えると、時間と場所を超越できる。
文字を読むときだけは、かっていた偉人たちが
私に向かって口を開いてくれる。
文字になった思考はこの世に残って、
ずっと未来の誰かを動かすことだってある」
そして、最後に
「文字は、まるで奇蹟ですよ」と締めくくります。
わたしたちは、
当たり前のように文字にふれています。
でも、それは当たり前ではなくて
文字があるからこそ過去から未来へ
思考がつながっている証拠。
あらためて、
文字の偉大さを教えてくれる名言です。
君や君が担当した”異端者”達、
君らは歴史の登場人物じゃない。
物語の終盤で、
「チ。」において重要な人物ノヴァクに向けて
修道院長が伝えた言葉です。
歴史に残される人物とは、
すでに運命で決められている。
同時に、
歴史の影に埋もれる人もいる。
はたして、どれだけの人が
その影に埋もれてきたのか。
一筋の光があたることのほうが稀。
人生とは、ときに冷徹で淡白で
あるがままを事実として突き付けてくる。
本作品と向き合えば向き合うほど、
心に残る名言です。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
いかがでしょうか。
「チ。-地球の運動について-」へ
少しでも魅力を感じていただけたら幸いです。
また、
「チ。を読んでみたい!」という方は
さまざまなアプリで無料配信をおこなっています。
(一部、無料公開や会員登録で読めます)
アニメ化もされているので
ABEMAやNetflixにて配信されています。
気になる方は、
ご視聴いただけると嬉しいです。
何かを知るということ。
わたしたちの欲求のひとつに
知的好奇心という欲求があります。
その欲求は、ときに人生をかけてまで
貫き通すほどに人を動かします。
ぜひとも、
「チ。-地球の運動について-」に触れて
あなたの知的好奇心を蘇らせてください。
では、また。
失礼します。
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