天空のマンション夏祭り
⇩⇩⇩こちらの企画に参加させていただきます⇩⇩⇩
みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。
開催期間:7月12日(日)~7月18日(土)の1週間
参加方法:期間中、お一人1作品でお願いします
ジャンルは自由です。
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通称『天空のマンション』と呼ばれる、とある高台に建つ唯一のマンションがある。
今宵はこのマンションの敷地内で夏まつりが開催される。
さらに、この夏祭りにはマンションの住民だけでなく、近隣の住民たちも参加できる。
今回は、そんな中から一組のカップルのお話しをしようか。

夏祭りの夜は、不思議なくらい素直になれる。
夏祭り会場へと続く一本道で、私は浴衣の袖を握りしめながら彼を待っていた。彼とは昨年のこの祭りで知りあった。だから今年も………。
「お待たせ」
聞き慣れた声の先には、紺色の浴衣姿の彼が少し照れくさそうに笑ってた。
「似合ってるわよ」
「君もステキだよ」
その笑顔が、いつもより大人びて見えた。
金魚すくいでは揃って一匹も取れず、射的でもまったく景品を落とせず笑いあった。やきそばは熱くて食べられなかったけれど、りんご飴を半分こすると、甘さが口の中よりも胸の奥へ広がっていく。
やがて、遠くで花火が上がった。
「人が多いな」
彼はそう言うと、はぐれないように私の手をそっと握った。驚くほど自然なその振る舞いに私は何も言えなくなる。
離したくないと思ったとき、夜空いっぱいに大輪の花が咲いた。
「来年も、一緒に来よう」
花火の音にかき消されそうな小さな声。でも、私にははっきり聞こえた。
「……うん」
それだけ答えるのが精一杯だった。
帰り道、祭りの喧騒はだんだんと遠のき、提灯の灯りもまばらになったけれど、つないだ手の温もりだけはずっとそのままだった。
祭りは終われば消えてしまう。屋台も、花火も、にぎやかな囃子も、すべてが想い出の中へと溶けていってしまう。
あの夜に交わした約束すらも………。
翌年も同じ場所で待ち合わせた。
だけど彼は来なかった。
後から知ったのだけど、周りに止められて来れなかったらしい。
彼は門多宮家の跡取り息子、私は花比蓮都家の一人娘。
元々一緒にはいられない定めだったのかもしれない。
夜空に咲いた大輪の花は今でも鮮やかに想いだせる。
それなのに、あの夏に芽生えた恋は、季節を越えて静かに咲き続けていたけれど忘れなければならない。
だって私はきつねで、彼はたぬき。
種族を越えての恋は成り立たないものらしいから。
DAOKO × 米津玄師 / 打上花火
昨日、お昼寝して起きたら、全身汗まみれ、頭痛くて、喉カラカラ
軽く熱中症だったみたいで、今夏初のエアコン使用
背に腹は代えられませんでした
皆さんもお気を付けください
