銀色の橋(ファンタジー)
⇩⇩⇩こちらの企画に参加させていただきます⇩⇩⇩
みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。
第52回 3つのお題(ファンタジー)
お題①:「地下に眠る太陽」
お題②:「歌う湖」
お題③:「銀色の橋」
お題④:イラストから空想した世界を書いて下さい。
創作のルール(いつものゆるルール)
3つすべて使ってもOK、気に入った1つだけでもOK
詩、童話、掌編、ヘンテコ物語、なんでもござれ
自由に、即興でも、のびのびと
今回のお題は難易度高めですが、チャレンジお待ちしています。
参加について(自由参加・ゆるっと歓迎)
お題を使って、自由に表現してみてください。
投稿の際には、ハッシュタグ #3つのお題に空想のひらめきを
このページを貼り付けて下さい。
世界に暗黒が訪れた。
明るさや暖かさ、喜びや楽しさ、すべての幸せの根源である太陽が隠されてしまったからだ。
地上には悲しみが溢れ、魑魅魍魎が跋扈し、憎しみや恨み、蔑みなど負の感情が蔓延するようになった。
「なんか手立てはないのか?」
「東の果てにある日本という国には過去に同じような現象があったそうです」
「詳しく話せ」
「昔々の、そのま…………」
「そこは言い、もっと簡潔に話せ」
「太陽と崇められる姉とその弟の神話です」
「それだけでは何も分からんぞ」
「簡潔に話しましたが」
「内容が含まれていないだろうが」
「昔むか…………」
「そこからでないとダメなのか?」
「暗唱できるのはここからでして」
「もう少し先からかいつまで話してもらえないか」
「姉と弟がおりました」
「そこは聞いた」
「暴れん坊の弟に恐れを抱いた姉は洞窟に閉じこもり入り口を塞いでしまうんです」
「ふむふむ」
「太陽と崇められた姉が洞窟に閉じこもり、世間が闇に包まれたのです」
「同じような話だな」
「そうなんですよ」
「それで、その神話は解決するのか?」
「もちろんですよ」
「どうすればいいんだ?」
「ずっと暗闇、つまり夜なわけですから、朝が訪れたと思わせたらいい訳です」
「つまり?」
「大量の雄の鶏を集めて鳴かせます」
「それでいいのか?」
「それは効果がありませんでした」
「なんだと?」
「次が大事なんです」
「早く話せ」
「トランス状態にある女が乳を放り出して、ほぼ全裸のような状態で踊り狂います」
「ん?」
「それをまわりが囃し立てます」
「ん?」
「外の賑やかさが気になった姉は、洞窟の扉を少しだけ空けるんです」
「うむ」
「その時を逃さずに力自慢が扉をこじ開け、無事に明るさが戻ったということです」
「それは今回の状態に利用できるのか?」
「大事なのは女が乳を放り出して、ほぼ全裸のような状態で踊ってるということです」
「なぜだ?」
「見たいじゃないですか。見たくないですか?」
「踊りをか? 全裸の女をか?」
「両方に決まってるでしょ。うちは男ばっかりなんですから」
「気持ちは分かるが、役に立ちそうにはないな」
「どんな女性がいいか、今検討中なんですよ。何とか実現してもらえませんか」
「普段ならまだしも、今は緊急事態なんだぞ」
「だからこそですよ」
「どういうことだ」
「万に一つぐらいは成功する可能性だって残されていますし、どさくさ紛れにやれれば楽しいかなって」
「やはり許可はできんな」
「そんなぁ」
「それよりこれからどうするかだ」
「女性を選ばせてあげますよ」
「その話はもういい」
「残念だなぁ、せっかくの機会なのに」
「無事に光が戻ったら考えよう」
「やっぱりあなたも好きなんじゃん」
「そんなことよりこれからどうするかが先だ」
「早く光が戻らないかなぁ」
「それを今考えてるんだろうが」
「日本の事例が通用しないとなれば、原因を突き止めないと解決は無理でしょうね」
「どうやって原因を突き止める」
「情報収集と、あちこち動き回るしかありませんね」
「やってくれるか?」
「私が?」
「そうだ」
「冗談でしょ?」
「そう聞えるか?」
「例の話を約束してくれるなら頑張れるかもしれません」
「分かった、確約しよう」
「そう来なくっちゃ。無事光を取り戻してみせますよ」
「頼んだぞ」
「お任せあれ」
「とは言ったもののどこから手をつければいいのやら」
「まずは情報収集だろ」
「それはそうなんだけど」
「この怨嗟が満ちた世界で有益な情報が集まるだろうか?」
「やるしかないっしょ」
「そうだな」
「俺も踊りが見てみたいし」
「踊りに興味があったのか?」
「そんなことはないけどさ」
「やっぱ裸か?」
「一度は見たいよな」
「生きてる間に叶えたい夢ではあるよな」
「俺はおっぱいだな」
「なんだ爺さん」
「俺はこよなくおっぱいを愛してる」
「なんだそりゃ」
「おっぱいはいいぞ」
「何がいいんだよ」
「この上なくいいぞ」
「なんのはなしですか」
「ふくらみの話だよ」
「そろそろ無駄話はいいか?」
「その手の話は苦手か?」
「情報が入った」
「今聞いてきたんだけど、銀の橋の袂に訳知りがいるらしいんだって」
「じゃあ行ってみようか」

こうして一行の情報収集と原因究明の旅が始まりました。
暗黒の世に魑魅魍魎が跋扈する中、苦難の道をいくつも乗り越えてようやく銀の橋に辿り着いたのでした。
つづく
因みに、ようやく始まった道中の苦難については膨大な量の文字数になりますので割愛します。
Aretha Franklin / Jumpin' Jack Flash
