森は大騒ぎらしいよ
ふぉれすとどわあふのある森は、大騒ぎになり始めていました。
⇩⇩⇩テーマ①旅人の話から⇩⇩⇩
⇩⇩⇩テーマ③ふぉれすとどわあふと仲間たち⇩⇩⇩

リスの長老の息子のそのまた娘のそのまた娘のリリが、森の中を大声で「大変だぁ」と叫びながら走り回っています。
「どうした?」「何事だ?」「うるさいなぁ」などとブツブツ言いながら森の住人たちが集まり始めました。
集まった住人たちは何が起こっているのかを知ろうと、それぞれがそれぞれに尋ねますが、残念ながらリスのリリが大声出してることしか分かりませんでした。

集まったのは、クマさんの奥さん、ヘビさん、リスの長老、息子のリック、その息子のロック、娘のラック、イケメンリスのマグルくん、モモンガのモン吉、オドオドうさぎとツンツンきつね、猿の一団も現れました。他にも猪のタケル、野ネズミの忠三郎、鹿のヤッピー、トナカイのマコト。それぞれの家族や伴侶、恋人に相方が集まったのですから大変です。
「リリ、いったい何が大変なんだ?」
「魔法使いが森を滅ぼすかもしれないの」「何だって?」
「そりゃ確かに大変だ」「嘘じゃないの?」
「どうすりゃいいんだ?」「逃げる用意しなきゃ」
「いつ来るんだ?」「もう来てるらしいぜ」
「もはやこれまでか」「短い人生だったなぁ」
「蓄えた木の実全部食えるかなぁ」
「どうせ死ぬならベッドの上がいいな」「そうね帰りましょ」
「森を出て次の森を探そうか」
「あんたたち戦う気はないの?」「誰と戦うんだよ」
「魔法使いに決まってるでしょ」「どうやって戦うんだよ」
「それはこれからみんなで考えるのよ」
「おーいリリ、細かいこと聞かせてくれ」「これ以上は分からないの」
「誰が詳しいんだ?」「ミユちゃんかしら」
「じゃあ話を聞きく行くぞ」「ふぉれすとどわあふへ行くぞ」

「お話しはしばらく前に遡るんだけど、シドニーとヨークの2人はみんな知ってるわよね? 実は『薬草の書』を魔法使いに奪われちゃって、今2人が取り返しに行ってるの。でも全然音沙汰がないから、元王様の旅人と、クマさんと猫のケイが魔法の絨毯に乗って様子を見に行ったのよ。今分かってるのはこれだけ」
「あの人そんな危険で楽しそうなことを私に内緒で出掛けたの?」
「あっクマさんの奥さん」「帰ってきたらお仕置きだわ」
「じゃあ魔法使いが森を滅ぼすというのは?」「誰が言ったのそんなこと?」
全員の視線がリリに集中します。
リリは真っ赤になって小さい身体をさらに小さくしようとしています。
「それはリリの暴走ね」「じゃあデタラメ?」
「今のところそんな話はないけど、この先は分からない。だからみんな準備だけはしておいて」
「何だそういうことか」「じゃあ今日は解散ね」
「せっかくこれだけ集まったんだからビールでもどう?」「いいねぇ」
「私たちは甘いものの方がいいわよねぇ」「そうよねぇ」
「ミユちゃん、頼めるかい?」「1人では無理。誰か手伝って」
そうして大宴会が始まったのでした。

次のテーマ
①延々と続く宴会
②森を脱出する動物たち
③リリがまた暴走
