烏の濡羽色【色見本帖】
自分を三羽 烏と名乗るようになってから、1年半以上が経つ。
お解りのように本名ではない。
以前の記事にもしたが、昼食だったかに訪れた店がいっぱいで店頭の予約表に『ミワ』と自分で書いたことには驚いたが、それほど慣れ親しんだ名には違いない。

さて、関係ない話はこれくらいにして皆さんは『烏の濡羽色』をご存知だろうか?
万葉集にも、しっとりと黒く艶のある髪の美しい女性を褒める言葉として『髪は烏の濡羽色』は登場する色の表現なのだが、過去はいざ知らず、現代では烏と名が付くだけで何となくマイナスのイメージを持っていないだろうか。

たしかにゴミ置き場を漁ったり、人をからかってみたり、大きな声で鳴いてみたり、時には攻撃的であったり…………。
何より真っ黒な身体と瞳に恐怖を感じるなんてこともあるのかもしれない。


『烏の濡羽色』とは、烏の羽根が水に濡れたような艶やかな黒色を指す言葉であり、雨に濡れた羽根の表面が乱反射せず、青や緑、紫など複数の色が絡み合った光沢でより一層黒く見える様子を表しているそうだ。
烏の濡羽色は別名、濡烏、烏羽色、濡羽色、烏色とも言われ、日本人女性の髪の色の美しさを形容する言葉である。

RGB値を見れば、黒の中に若干の緑が入ってるのが興味深い。
最近はカラーリングが流行っているためか漆黒の髪をあまり見かけなくなった気がする。
濡羽色も烏のいたずらが過ぎるためか、誉め言葉として使われていたのにあまりいい印象がないようだ。
残念ながら筆者の頭には自慢できるほどの量がない。しかも白髪が混じり胡麻塩頭でもある。
もっとも女性でもないのだが…………。

いつきちゃん いつもありがと
