3つのお題 日本むかし話編

「父上、母上、お別れの時が参りました」
「姫よ、どこへ参るというのじゃ」
「わたくしは生まれ故郷へ帰らねばなりませぬ」
「あの竹藪へか?」
「そうではござりませぬ、月からの迎えが参りましょう」
「姫の故郷は月とな? もう逢えぬのか?」
「ご一緒に参られますか?」
「わしらが一緒に行っても邪魔にはならぬかのぉ」
「邪魔などと…………今までのご恩をお返しいたしとうございます」
「わしらも楽しかったのじゃ。恩などと思わずとも良いのじゃぞ」
ある夜、こうして姫と翁媼の面々は跡形もなく姿を消したのでした。
第46回 3つのお題(日本むかし話)
お題①:「月に呼ばれた娘」
お題②:「話すことのできる古い井戸」
お題③:「夜になると動き出す地蔵さま」
お題④:イラストから空想した世界を書いて下さい。
みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。
桑田佳祐 / 月
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