ご乗船ありがとうございます
第41回 3つのお題
お題①:「ひつじ雲ホテル」
お題②:「月うさぎのパン屋」
お題③:「記憶ときらめく風の通り道」
お題④イラストから空想した世界を書いて下さい。

「ピンポンパンポ〜ン」
「あ〜あ〜、ご歓談中のところをちょいとお邪魔さま〜。
恐れ入り屋の鬼子母神でござるよ。
この度は当ひつじ雲ホテルをご利用いただき誠にありがとうさんどす。
拙者、当ホテルの支配人を仕る羊のメェーと申す者。
皆様の僕(しもべ)ではござりまするが、執事ではなく羊でござるゆえ、ゆめゆめお間違いなきよう、隅から隅まで、ずずずいーと御願い奉りまする〜。
なお、次の停車場は月うさぎのパン屋となっておりんす。
こちらの名物は月見んバーガーと申しますが、某大手との酷似商品だそうでございまする。もう一つの名物は月の表面の凸凹をイメージしたパンで、通称メロンパンというそうでござりまする。
味も見た目も、誰かは知らねどお墨付きらしいので、ぜひ一度ご賞味くださりませ。一度で十分だそうですけどねー。
また、一応出発時刻は決まっており、余裕もあるはずで すが、なにせ風任せな当ホテル、場合によっては予定時刻より早く出発することもございますので、先へ行かれる方々は、お乗り遅れのなきようにお願い申し上げます。
それではゆっくりと空の旅を、またハラハラドキドキのお買い物をお楽しみくだしゃんせ」

「おっと、言い忘れがありんした。
アトラクションのご案内でごわす。
その次の停車場は記憶ときらめく風の通り道ですが、
ここのアトラクションが大人気。
皆さんそれぞれの過去と向き合っていただくアトラクションなんやけど、歓喜に沸く人、慟哭する人、茫然自失となる人、滂沱の涙を流し続ける人、一瞬にして黒髪が白髪になる人、思い余って手近の壁にゴンゴンと頭をぶつけ血だらけになる人などなど、行きと帰りでは別人やろと思われるくらいに楽しいアトラクションになっておりますので、ぜひご参加くだしゃんせ。
あっ、これは皆さん強制参加です‼︎
隠れてても引き摺り出して連れて行きまっせ。
ではでは、バイなら」

「も一つ言い忘れてますがな。
途中、かの有名な古代文明を内包した龍の巣も、遠く見ることができまっせ。近付くと危ないしなぁ、遠くから眺めるだけでっせ。
あぁそれから、みかんさん、あとはよろしゅうお頼もうします。
ほな」
