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魔女のちから|ふぉれすとどわあふ

⇩⇩②『薬草の書』の秘密⇩⇩

⇩⇩①薬草の書はいずこ?⇩⇩

⇩⇩②ミユはお医者さん?⇩⇩

ここから始まります


道を歩いていた。
歩道と車道の区別もないようなさほど広くない道を歩いていた。
背中から陽射しを浴びて暑い。まだ夏は終わらないようだ。

正面から車。
道の中程を歩いていた私は右へ避けた。
スピードを落とすことなく車が通り過ぎた。
危ねぇなぁと思う間もなくバイクが突っ込んでくる。
私はさらに右へ避けた。
そのバイクも私を避けることもなくスピードも落とさず通り過ぎていった。

今日は危険な運転をするヤツが多いのか?
まるで私に向かってくるようで、私の存在などないように………。
狙われてるのか?
いや、そんなはずはない。あの件は絶対にバレてないはずだ。

単に危ない目にあったということだろうな。
正面からおばさんが歩いてくる。普段着のような装いの彼女は、おそらく近くの人なのだろう。
だが、ぶつかりそうになるほど近くを通り過ぎていった。
何なんだよって思いながらも違和感に気付いた。


影がない。


通り過ぎていったおばさんの後ろに伸びた長い影が私の足元を通り過ぎていった。
それに対し私の足元には影がない。
後ろから陽射しを浴びる私には前に長く伸びる影があるはずだった。

立ち止まって片足を上げてみる。やはり影がない。
試しにもう片方も上げてみる。やはりない。
腕を広げてみてもない。そもそも身体の輪郭すらない。
意味は分からないがここにいてはいけないと思った。
影の気にならない場所、建物の中とか地下とか、入り込まないとマズいと思った。

移動する間も人にぶつかりそうになる。でも誰も避けてくれない。
私が見えてないのか?
私は人でなくなったのか?
ひょっとしてミユがつくったあの薬のせいか?
あいつ、食えねぇなぁ。

ミユに連絡してみた。どうやらミユのつくった薬は問題じゃなくて……ん?
何の薬かって? それは見ぬが仏、聞かぬが花ってやつさ。

で、原因として考えられるのは、魔女に『薬草の書』を奪われた結果、魔女の魔法の力が増大したためということが一番考えられているらしい。

それから魔女の討伐隊が結成されるらしいと聞いた。その主体は元王様の旅人だとか。俺も急ぎ戻り、その討伐隊に参加しようと思う。
影がないと何となく落ち着かねぇや。

次のテーマ
  ①魔女退治の作戦会議 (ヤバ猫さんと同じ)
  ②この男性の身元は?
  ③ふぉれすとどわあふと都会の関係

#ふぉれすとどわあふ #賑やかし帯 #リレー小説