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夕暮れの赤電話(昭和ノスタルジー)

⇩⇩⇩こちらの企画に参加させていただきます⇩⇩⇩

みかんさん お世話になります。
よろしくお願いします。

創作のルール(いつものゆるルール)
3つすべて使ってもOK、気に入った1つだけでもOK
  詩、童話、掌編、ヘンテコ物語、なんでもござれ
  自由に、即興でも、のびのびと
  今回のお題は難易度高めですが、チャレンジお待ちしています。

参加について(自由参加・ゆるっと歓迎)
お題を使って、自由に表現してみてください。
  ハッシュタグ#3つのお題に空想のひらめきをつけてください。
このページを貼り付けて下さい。

第49回 3つのお題(昭和ノスタルジー)
  お題①:「カセットテープの恋」
お題②:「夕暮れの赤電話」
  お題③:「ネオンの向こうの純喫茶」
  お題④:イラストから空想した世界を書いて下さい。

別れてからしばらくの月日が流れた。
高校生の頃に付き合ってた彼女。受験勉強にマジで取り組まなければならなくなった頃、それを理由に別れた。それ以降もクラスメイトとして会話をすることはあったが、それも卒業とともに終わった。別々の進路に進んだ二人にあいだを取り持つものはなかった。

今はそれぞれのキャンパスで青春を謳歌してるのだろう。
現に今夜は同じ学部の連中と飲み会がある。
たしかタバコ屋の横の赤電話のある居酒屋だったよな。

飲み会はそれなりに楽しかったが、ただそれだけのことだった。
帰り際、赤電話が妙に気になった。酒が入ってたからかもしれない。
皆と別れて帰るふりをしながら、ここへ戻ってきた。
10円玉を取り出して、ダイヤルを回す。
電話番号は覚えてる。

数回のコールのあと繋がった。


「夜分にすみません。みわと申しますが……」

「あっ私」

「おぅ、久しぶり」

「どうしたのこんな時間に?」

「なんか急に声が聴きたくなってな」

「そうなんだ」

「元気してるか?」

「それなりにはね」

「そりゃあんまり元気じゃないってことか?」

「ようやく大学に慣れた頃だからね」

「上手くいってないのか?」

「それなりだよ」

「なぁ」

「うん?」

「デートしないか?」

「いいわよ」

「ホントに?」

「ホント」

「じゃあ次の日曜でどう?」

「大丈夫だよ」

「じゃあその時にゆっくり愚痴聞いてやるよ」

「変わんないわね」

「新しい生活になって数カ月しか経ってないからな」

「そんな簡単に変わんないって?」

「そう思うけどな」

「私は少し変わったかな」

「たとえ変わったとしても俺は俺だし、美沙は美沙だろ」

「そうね」

「続きは日曜にな」

「うん、電話ありがと」

「じゃあな」


古き良き時代の思い出の一ページ。赤電話は郷愁を誘う。

a子  /  ずっと消えない

大学生になって薄化粧を始めた彼女は、あの頃より少しキレイになってた。

#3つのお題に空想のひらめきを #夕暮れの赤電話 #a子 #ずっと消えない